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magic×magic 〜ヒカリへ〜  作者: 奏ソウ
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偵察

ついに朝月の中で動き出します!


晴と亮太はこうやってみると


いいペアです(笑)

まずはアイスラーに侵入されたのがバレないよう、様々な工作をする。

「亮太。扉のパスワードはどーすんだ?変えたんだろ?」

「ああ、それなら元に戻しといた。扉の横にはパスワードが書いてあるからな。中からなら簡単に変えれるし。」

「…案外ヤワだな。」

晴が少し眉を潜めて言った。

「ま、いくらアイスラーが魔法使えるつっても、朝月の人間じゃねー以上そんな強力なもんは使えねーからな。」

「付け入る隙ってことか。」

「そーゆこと。さ、準備はじめよ。」

まず、王宮との連絡をとるために宇佐美が作った例の黒いヤツを進化させたものを設置する。

大きさは電話ボックスほどというか、まさに見た目は電話ボックスだ。

その中に入って魔力を注げば宇佐美と通信が可能になる。

「亮太。俺は外に防御結界はってくるから、あと任せる。」

晴はそう言って電話ボックスを建てて外に出た。

瀬賀は電話ボックスを微調整して、使えるものにし、早速連絡をとってみる。

「宇佐美さん!応答お願いしまーす。」

少し経つと返事があった。

「宇佐美さんじゃなく、私が返事します。」

声は桜原だった。

「お、理菜。繋がってるか?」

「バッチリ!」

「他の人は?」

「みんな作戦練ってるよ。私は今ちょうど一休みしてるとこー。」

「そっか。」

「そっちは?」

「今晴が結界はりにいったよ。ま、イレギュラーもちょっとはあったけど、順調に進んでる方かな?」

「何事もないならよかったわ。…亮太くん。のぞみちゃんに会ったらどーするの?」

瀬賀は桜原の言ったのぞみという名前に反応し、声のトーンも少し低くなった。

「…もちろん、戦うよ。記憶解除しねーとだしな。」

「なら、いーわ。あ、私そろそろ戻らないと。頑張ってね。夜、また連絡待ってる。」

「ああ。じゃーな。」

桜原との連絡を切り、瀬賀がポツリと呟く。

のぞみ…か。」


「亮太。結界はりおえたよ。」

ちょうど桜原との連絡が終わると同時に晴が話しかけた。

「お、早かったな。」

「そんな難しいもんじゃねーし、すぐ終わるよ。」

そう言いながら結界を貼るために持って行っていた荷物を片付ける。さらに重ねて、

「んで、聞きたいんだけどさ」

「…なに?」

「のぞみって誰?」

「そこ聞いてたのか。」

瀬賀が少し驚いたような表情を見せる。

「そこから聞いてた。」

「そーか…」

「話しにくいことか?」

「…いや、多分もうちょっとしたらわかる話だ。でも、」

瀬賀が部屋の窓を開ける。

「別に今知っといて損はねーな。」

2人で家の窓を開けながら話をする。

戸浦望とうらのぞみは俺の幼なじみで、俺たちと同じく、アイスラーに操られてる。緑明先生…だっけ?ソイツを連れてきたのがのぞみ。」

窓を2階も開け終わり、下へおりる。

「近々戦うことになるって予想してんだけど、記憶操作のせいで向こうは俺が幼なじみだってわかってなくてな。おそらく殺しにかかってくると思う。」

ここで晴がその先、瀬賀の言おうとしたことを読み取った。

「つまり、本気で戦わないと、やられるってか?」

「そーそー。あ、別に心配とかすんなよ?俺は今、朝月を救う側の人間だから、間違っても手加減とかは考えねーから。」

「…ま、亮太はそこらへんしっかりしてそーだし、心配はねーよ。」

「お、晴。愛の告白か?」

「は?どこにそんな要素感じたんだよ(笑)」

「俺は…亮太のことが…。あ、すまん。晴には凪沙ちゃんがいたな(笑)」

「え!な、おま…」

「まーまー、そー照れなさんなー笑」

「照れてなんかないし!」

「えー???」

実際に動き出すのは明日のため、今日は2人でたわいない中学生男子?っぽい話をしながら盛り上がった…。


翌日から偵察は始まる。もし大軍に襲われた時、1人で行動しているとなす術がないので、2人でいろいろな場所の偵察に周った。

「うん。大してかわってなさそーだ。」

瀬賀が辺りを見渡しながらホッと息をつき、その場にしゃがんだ。

「ってことは、作戦通りに事が進められるってことか?」

「ああ。つっても作戦通りにすべていくことってのは少ないからな。何かしらイレギュラーは絶対あると思うけど、まあ許容範囲内で収まりそうだ。」

「じゃあ、とりあえず報告しに一旦帰るか。」

「そーだな!」

座っていた瀬賀は立ち上がり、2人はアジトへ向かうべく歩き出した。


帰りも周りに敵がいないかどうかかなり注意を払って帰った。

案外出て来ないなと思ったときにそういうのは出てくるもの。

『!』

2人は同時に敵の存在を感じ取った。

あらかじめカンタンな索敵の魔法をかけていたからだ。

「晴。どーする?」

「今はあんま戦いたくないな…。今日戦闘をおこせば、あと2日耐えるのはちょっとキツいからな。」

「だよな。…向こうはこっち気づいて?」

「…ない…と思う…。」

「なら、こっそりと抜け出すか。」

「ああ。」

と、その場から立ち去ろうとしたときだ。

急に自分たちの方へ近づいて来るのが感じ取られた。

「亮太。」

「ちょっとまずいかもな。」

晴が周りを見る。

「とりあえず、このビルに入って様子みて、ヤバそうだったらこ?」

瀬賀が頷き、2人はビルに入った。


やはり、敵はビルに入ってきた。

「どーやってか俺たちのこと突き止めてるみてーだな。」

「亮太、こっち。」

2人はビルを上へ行ったり下へ行ったりして、敵の様子を探った。

何回かそれを繰り返し晴たちが下におりたとき、敵は上へ登っていった。

その隙を見てビルから出て、基地へ逃げ帰ろうとひとまず1階を目指す。

1階に辿り着きビルを出ようとしたが、晴が突然立ち止まった。

「晴?」

瀬賀が振り返ると、晴は難しそうな顔をしていた。

「どした?」

「…亮太。多分今外に出たらバレる。」

「え?」

「向こうは俺たちがいると確信して、上から見て、出て来たトコを襲うんじゃないかってことだよ。」

「…そんなうまい話…」

「変に思ったんだ。今まで着いて来てたのに急に着いて来なくなって。俺はこれを上からの襲撃とみた。」

「…」

瀬賀が考えを巡らせる。確かに言われてみればここまで上手くいきすぎているし、敵も動きをみせていない。

「…どーする?」

晴は少し考えたが、そんなことも束の間何かを思いついた表情に変わった。

「そうだな…。亮太。ちょっと危険だけど、多分成功する方法がある。」

「俺に出来るんならするぜ。」

「じゃあ、遠慮なく頼むよ。」

次回は偵察終了で、多分子ども5人揃います!


あくまで予定なのでどうなるかはわかりませんが(笑)

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