〜第3章〜「仲良く!」
更新が大幅に遅れて申し訳ございません!
いろいろと多忙でして…
これからはバシバシ書いていくつもりですので、どうぞ宜しくお願いします
ちなみに今回は短いです…
「なーんだ、血相変えて走って行ったから何事かと思えば……あれは確か…転校生の…」
物陰にいたのは千草だった。
「まっ、アイツは昔から正義感ありありだもんね〜」
スタスタと立ち去っていく千草。
「まあ、大丈夫ならそれでいいんだ。じゃあ改めて校内を案内しようか?」
「…………」
返事が無い…よく見ると顔が林檎のように真っ赤になっていた。
「…麗奈さん?」
「へっ?あわわわっすっすいませんっ学校案内をして下さるんですよねっ!お願いします!」
「四回目…」
などと思いつつ、
「それじゃ、行こうか!」
「はいっ!」
大樹と麗奈の二人は校舎内をまわって行く。
職員室…、事務室…、放送室…、生徒会室と、大樹は丁寧に説明を加えながら校内をまわる。
そして最後に着いたのは、屋上だった。
「ここは…?」
麗奈が不思議そうに聞く。
「ここは俺の昼寝ポイント第1号!教室にいない時は大抵ここにいるから」
屋上のドアを開ける。
そこにいたのは千草だった。
「あら?大樹に麗奈さん!屋上に何か用?」
「またお前か…ったく、人の昼寝ポイントにことごとく現れやがって…」
「いいじゃない、別に。あんたこそ私に付いて来ないでよ」
二人の論争を鎮めたのは麗奈だった。
「あ、あのー。千草さんでしたっけ?」
「いかにも!私が千草よ!」
「自分で名乗るなよ…」
「大樹さんとはどういったご関係で?」
俺はぶっと吹き出しそうになった。馬鹿な俺でも、この意味はよーく分かる。
千草も、
「はは〜ん、そういう事ね!大樹とはただの幼馴染みよ!心配しないで!」
麗奈はほっと軽い溜め息をついた。
「でも油断してると横から盗られちゃうよ〜!」
今度はむっとなる麗奈。
「こ、これからどうなるんだ……」
これからの学校生活に不安を感じながらも、少し嬉しい気にもなってしまう大樹であった。
これから新キャラなどいろいろなバリエーションを考えております。できれば感想やアドバイスなどをお願いします。