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異世界転生したら第21王子だったけど、許嫁も侍女も姫も俺に夢中で嫉妬の嵐 モテすぎて部屋に引きこもってます  作者: マーたん


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外伝続編 ― リィナの旅立ち編 ―

本書は、異世界に飛ばされた第21王子の物語の続編であり、王国再建の戦い、魔獣討伐、異世界勢力との抗争、そして次世代の英雄リィナの冒険を描いた長編である。

 父の遺志を継ぎ、己の力と知恵で困難を乗り越える王子とその家族の姿は、読者に勇気と希望、そして絆の大切さを伝えることを目的としている。

 物語は時に残酷で過酷な状況も描かれるが、それらを乗り越える者たちの成長と希望の光を軸に展開される。


 王子、リィアナ、そして次世代の英雄たちの活躍を通じて、読者は異世界の危機、政治的陰謀、魔獣との戦いを体感し、また前世や因果の謎に触れることになるだろう。

 ページをめくるたびに、世界の広大さと命の重み、そして希望の力を感じてもらえれば幸いである。

王都の朝は静かだった。

 街路を照らす朝陽が、まだ眠る城の石壁を柔らかく染める。

 リィナは広間の大きな窓辺に立ち、遠くの山並みを見つめていた。


 ――今日から、わたしの旅が始まる。


 母セレナはそっと彼女の背中に手を置く。

 「怖くない?」

 「ううん……お母さま。わたし、父さまが教えてくれた強さを忘れていないもの。」


 リィナの手には、父から受け継いだ蒼のペンダントが光を帯びている。

 その中には、父の魂の一部が封じられ、導きの光となって彼女を守るという。


 母は少し寂しそうに笑う。

 「それでも、無理はしないで。あなたには、あなたの未来があるのだから。」

 リィナは頷き、母の手をしっかり握り返した。



 王都を出ると、辺境の村々を抜け、森や河を越えた。

 その道中、リィナはさまざまな人々と出会う。

 異世界の戦士、孤独な魔導師、魔獣に怯える子供たち……


 ある晩、森の奥で巨大な影が立ちはだかった。

 ――暗黒の魔獣クロムザード。


 リィナは父譲りの冷静さでペンダントを掲げる。

 光が闇に触れ、魔獣の目を射抜く。

 「父さま……!」

 体の中で覚醒した前世の力が、彼女の魔力と融合し、魔獣を一瞬で制圧した。


 だがその影は、単なる偶然ではない。

 森を抜けるたびに、異世界勢力の足音が近づいていることを、リィナは直感で理解した。



 旅の途中、リィナは風の精霊カリオスと契約を結ぶ。

 精霊はリィナの力に感応し、翼のような風の刃を与える。

 「これで、あなたの進む道を切り開きなさい」とカリオスは言った。


 リィナは森を抜け、砂漠地帯を越え、ついに異世界勢力の拠点へとたどり着く。

 そこには、父が最後に戦った時の影が色濃く残り、魔獣と魔導兵器が待ち受けていた。


 ――ここが、わたしの試練の地。


 初めての戦場であり、初めての指揮。

 リィナは震える手を握りしめ、仲間たちに目を配る。

 かつて父がそうしたように、彼女もまた、仲間の命を守る決意を固めた。



 戦闘は苛烈を極めた。

 魔獣は容赦なく襲いかかり、異世界兵は冷酷に攻撃を仕掛ける。

 リィナは魔力と剣技を駆使し、風の精霊カリオスの助力で戦線を切り開く。


 その最中、異世界の魔導師が現れ、彼女に挑戦状を叩きつけた。

 「お前ごときが、父の跡を継ぐとは笑止千万!」

 リィナは動じず、父の言葉を胸に――

 「父さまは、私に教えてくれた。

  力は、守るために使うものだと!」


 激闘の末、リィナは異世界の魔導師を退け、拠点の魔獣を討ち果たす。

 その戦いで、多くの民や仲間たちの信頼を勝ち取り、次世代の英雄として名を刻むことになった。



 夜、星空の下、リィナは父の遺したペンダントを手に取り、静かに誓う。

 「父さまの願いを、私は必ず果たす。

  王国の未来と、この世界の平和を――」


 風が吹き抜け、遠くで月光が湖面に反射する。

 彼女の旅はまだ終わらない。

 だが確かに、父の意志は次世代へと受け継がれ、世界に光をもたらす。

本書の物語は、王子の誕生から王国再建、リィナの成長、そして異世界との戦いに至るまでを描き、最後に次世代への継承を示す形で締めくくられる。

 長きにわたり読者と共に歩んだこの物語は、異世界ファンタジーの醍醐味と、家族・仲間・絆の力を伝えることを目指した。


 特に、前世の記憶や因果のループ、魔獣戦や異世界勢力の陰謀を通して、主人公たちの成長と葛藤を描くことに注力した。

 読者の皆様が、王子やリィナの冒険、苦難、そして勝利の瞬間を心に刻み、異世界での戦いや絆の尊さを楽しんでくれたことを願う。


 最後に、この物語を通じて描かれた世界の広さ、冒険の重み、そして次世代への希望が、読者一人ひとりの心に少しでも光を灯すことを祈ってやまない。

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