散策
お楽しみくださいませ!!
いつも、本当にありがとうございます!!
「というように、いくつかデザインにも種類がございまして。もちろん、オーダーメイドも受け付けております。お客様は、先ほど婚約指輪と仰っていましたが、婚約をなさっているのでしょうか・・・?」
店員から説明を聞いて、すっかり面白そうやってみたい、と思うようになったわたし。
そこに投げかけられた質問に、すっかり身体が固まった。
「え・・・っと」
「いえ、婚約はしていませんが、する予定ではありますね」
セドリックが助け舟を出してくれた、と思ったらさらりと、自分の願望を伝えられた。わたしも、無言で微笑んでおく。こういうときは、何も言わないのが吉だ。
「そうなのですね。では、婚約が正式に決まりましたら、ぜひご検討ください。そのときは、全力で対応させていただきますね」
ふふっ、と大人びたように微笑む店員は、栗色の髪の毛に青色の瞳。一般的に一番多い色だが、彼女の素朴さとオシャレさにちょうど雰囲気が合致しており、とても優しい空気を感じさせてくれていた。
「はい。ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ、お話を聞いてくださいまして、誠にありがとうございました」
「お話、とっても興味深かったですわ。ありがとう存じます」
わたしも笑顔でお礼を伝え、店を辞する。
その後は、周辺を適当にうろついて、散策を二人で楽しんだ。その合間合間に、食べ物をはさんだからか、あまりお腹はすいていない。
二人とも、何気なく無言になる。
ふと、わたしがセドリックを見上げると、セドリックもこちらを見ていた。目が合った瞬間、ぱっと二人揃って目をそらす。
その後は、ちらちらとお互いがお互いを窺いながらの散策になりそうだったので、わたしは思いきって突っ込んだ。
「あの。どこかへ、いきますか?そろそろ日差しが強くなって参りそうですし、暑くなりそうですわ」
わたしの提案に、セドリックは優しく微笑みながら、頷いた。
「そうですね。それならば、いいお店がありますよ。お茶しましょう」
「まあ、嬉しいです。甘いものはあるかしら?」
わくわくしながら言うと、セドリックはそれはそれは優しい目でわたしを見つめてくれていた。見られていたことが恥ずかしく、そっと目をそらしたのだった。
ううぅーん...ちょっと良い雰囲気を出したいけど、出すとおかしいですよね〜!?
だってまだ、婚約すらしてないもんね?!
出会って二日目だもんね・・・!!??
と言う風にもどかしい思いを抱えながら、書いている作者です。皆様も、もどかしさを感じているかと思いますが(?)まあ、婚約したら、もっとクラリッサもきゅんっ♡ってしますから!
(あれ、するかな...?私、できるかな...?甘くできないかもしれない...!!←顔面蒼白)




