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スキル(2)
「ボクは“自由“だからね」
「“自由“ってスキル?」
「うん。何でもできるわけじゃないけど、、、、
“縛られない“って感じ!」
意味がよくわからなかったがヨルにはそれが
すごく格好よく思えた。
魔物の攻撃を受け止めれたが
その後恐怖で足がすくんでしまって
何もできなかったのにこの子は何にも縛られず
前に出ることができる
「、、、僕もあんな風に強くなれたら」
ボソッとこぼした声にサクラは不意に真剣な顔で
こちらを見つめてきた
「なれるよ、絶対。だって君は
あの時逃げなかった。」
「、、、!」
その言葉が胸の奥にまっすぐ届いた
どくん、と音を立てるように心臓が跳ねる
「隊長、準備が整いましたのでこちらに
それと少年も一緒に来てくれ」
サクラを迎えに来たリヴァイはヨルを見て
ちょうど良かったと笑みを見せた
「行こう」
楽しそうに笑う彼女の笑みが眩しすぎて
直視することができないまま
ヨルは2人と共に燃え残っていた
建物に入って行った
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