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異世界に黒狼(クロウ)は付きものです  作者: 影の超宇宙
異世界派遣したらいきなり窮地がやってきました。
4/15

開幕早々ピンチがやってきました。


「流石にやり過ぎだろう」


 店長から渡されたバックの性能を知り複雑な心境になる。

 何せ、実在する名称で重量内の品であればなんでも取り出せることが可能なバックである。

 ただし、元いた世界で考えられた空想上の物。

 例えばなんでも治せる薬やら魔王倒す為の聖剣などのファンタジーアイテムはいくらイメージしても取り出すことは出来なかった。

 これに関してはわざわざ異世界にやって来たまで向こうの想像した物が用意出来たら場違いだからな。

 取り敢えずこれさえあれば、なんとかなりそうで一安心だな。

 ホッと胸を撫で下ろし健二はグッと手を握る。


「まっ、そうと決まれば、異世界ライフを満喫していきますか」


 異世界の森のド真ん中でぼぉーとしいたら何が起きるわからなく早いうちに街やら村に行って人に会う予定で行こう。

 これから先の出来事が波瀾万丈であることは今の健二はまだ知らなかった。

 

 

 数十分後。


「•••••っ。い、いったい、どこまで行けば出られるだ」


 照りつく日差しにダラっと流れる汗を拭き水分補給し獣道を歩き見えるが景色は大木とまばらに立ち並び植物生いしげるばかり。

 このまま遭難してもチートバックかあるから問題はない。

 が、異世界の生物と遭遇した際の対処が無理な相手が出る可能性大だ。

 そう危機感を覚え森を抜ける道筋が知る為スマホを取り出す。


「まぁ、流石に出ないよな」


 スマホで異世界に関する情報が一切検査が出来ない。

 現状、右も左も分からないまま歩き続け、ついに見開けて場所を見つける。


「ふぅ〜〜、ようやく森からでられ•••••っ⁉️」


 目の前の景色にハッと息を堪える。

 茂みを抜けると広場に大型の生物が野太い寝息を立て寝ている。

 百七十センチの自分の身長より二倍以上の大きさあると見える。

 茶色の厚い毛に鋭い爪が伺え見た目が熊に近い特徴がある。


( これはやばい。見つかったら、たぶん死ぬ。ここは、逃げよう。逃げるしかない!)


 逃走本能が脳に訴える。

 野生の獣が獰猛だと理解し危険があると肌で感じ茂みに隠れて息を潜め物音を立てずに慎重に周り右からの忍び足でそろりそろり歩く瞬間、スマホに着信音が鳴り響く。


「•••••••ちょっ!」

『—————』


 慌てて止める。

 が、時すでに遅し。眠ってた魔獣が辺りを見渡し偶然にも視線が合う。


「あっ、どうも。こんにちは」

『ググルゥー!』

(あっ、これゃあダメだ。こうなったら全力で•••っ)

「逃げんだよォ〜〜〜〜〜〜〜〜」

『ゴオオォ〜〜〜オ!』


 眠りを妨げた怒りを表す雄叫びをあげ巨大なボディを露わにし前肢を地面をへこませるほど強い足踏み猛スピードで木々を薙ぎ倒して突進する。


『ゴオォオ‼️』

「ヒィィーっ、勘弁してかれ」


 全力疾走をしても相手は獣。いくら相手と距離はあったも凡人の身体能力の人間がアスリート選手相手に走りで競っても数秒もしないで捕まって殺される。


「どうすれゃあいいだよ‼️チクショー!」

 やけクソになって走る最中、

「••••••え?」

 健二は木の根っこに足が引っかかり前に倒れすぐに起き上がり体を起こすも時は遅く。


『グォ〜〜〜〜‼️』

「オレはここで死ぬのか」


 そう楽観する有り様である。

 その失望する姿をみて逃げるの諦めことを向こうが悟ったのか突進した獣が仁王立ちで荒い息遣いで獲物を仕留めたいと睨む。

 危機迫る死の恐怖に彼は怯え身が引き締まる。


「いやまだ諦めるな!」


 そう自身を鼓舞し擦りむいた手足の痛みを振り払う。


「うおぉぉぉ〜〜〜〜‼️」


 気合いを入れバックを盾にし獣に突撃し一矢報いる覚悟で迫る。この場を乗り切れる力を手にしたのならば超えられる試練だ。


「ゴォッ‼️」


 だが、現実は火事場の馬鹿力で格上の敵を倒す能力もなく健二は薙ぎ薙ぎ払らわれ木々の隙間を縫い前方へ吹っ飛ばされる。



「••••••••っ!」

 薄れていた意識が目覚め視界のモヤが消え徐々に良くなる。

 どうやら凪飛ばされた健二は近場の崖にぶつけられる。

 体に痛めが走り五体満足で傷も軽症だが意識だけは朦朧としてどうやらまだ死んではいないようだ。


『ゴオォ——————‼️』


 遠くから雄叫びが聞こえ木を薙ぎ払い鳥が四方八方に飛び去る光景が瞳映る。

 投げ飛ばされ壁に激突して死んでいると思われた健二が生きていることを知りトドメを刺すためにやってくる。


(こ、これは万事休すかもな。あはは•••っ。笑っちゃうわ)


 この場から逃げようにも身体を動かせられる気配はない。

 乾いた笑みが溢れ空をみやげ呆れ果てもたれると突如バックが青色に発光する。


『——————⁉️』

「はぁ?」


 淡く光ったバックが激しく輝きだしし襲い掛かって来た敵は体勢を旋回させ健二は突如ぽっかりと丸い大穴に背を向けたまま落ちる結果となる。


「う、うそおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜⁉️」




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