後書きとお礼
まずは皆様、お疲れ様でした。
そしてここまで読んでくれて、誠にありがとうございます。
この小説を書き終えた最初の所感、それは、私には物語を書く覚悟が足りなかった、という気持ちでした。
最初は軽い気持ちで始めた物語、御都合主義多めで書いているうちにどんどんとキャラクター達に情が移ってしまい、恋愛小説では避けて通れない失恋の苦しみ、悩みなどをあまり深堀りする事ができず、結果として日常を切り取った平和な物語に終始したような気がします。
そして執筆していると、自分という人間も見えてきたような気がします。
案外自分って恋愛に関してあっさりした価値観を持ってるんだな、とか、先ほどのキャラクターへの感情と同様に、悩むのが嫌いだからできるだけ楽な方へ楽な方へって考える節があるんだなって思いました。
ただやっぱり恋愛小説を書くのってとても楽しいです。
私はすでにアラフォーと言って良い時期に差し掛かっている年齢ですが、青春時代を思い出しつつ、そう言えばあんな事があったな、などと思い出しながら執筆する事ができました。
そしてそれを発表する場を与えてくれる、このサイトを含めたweb小説投稿サイト。始めたのは今年の1月。まだ半年も経っていませんが、読んでくれる方がいる。反応してくれる方がいる。素晴らしい場所だと思っています。
ちなみにこの小説の原題は”Bahasa bunga jepun”。
インドネシア語とバリ語の混じった文章なんですが、訳すとフランジパニの花言葉になります。
182話で少し触れましたが、この花の4つの花言葉は、それぞれ駿太郎くんに対して具体的なアクションを起こした4人のヒロインを表しています。
どの言葉が誰の事を表すか、それは読者様の解釈にお任せします。
そして最終話。183話の主人公っていったい誰なんでしょうね?笑
ちなみにこの物語、おそらくシリーズ化します。
全部読んでくれた方の中にはおそらくこのキャラクターの話がちょっと消化不良気味って方もいるかとは思いますが、そんな人達の物語も追々書いていこうと思います。
この小説を読んでいただいた事で、私がどのような小説を書きたいか、わかってくださった方もいるかと思います。
もし次回作に興味を持たれた方は、お気に入りユーザに登録していただく事で、次回投稿を知っていただけるかと思いますので、よろしければお願いいたします。
この作品でのこの投稿は、これが最後になりますが、よろしければ、たまに駿太郎くん達みんなの様子を見に来ていただけますと幸いです。
最後にもう一度、読んでいただいた方、全員に感謝いたします。
誠にありがとうございました。
それではまたお会いできる日まで、皆様、お体にお気をつけてお過ごしください。
2020年5月27日
小糸味醂