残酷な真実
空が探していた魔道書を創ったものは父であったデビルス・サタン。
彼は聖者に対抗するために人間と繋がる事で勝機があることに気づく。忌まわしき人間を見てきたサタンはある日、美しい赤毛のスカーレット(人間)と出会い不覚にも恋に落ちた。その間に生まれた命、空が最強であった私を超える到達出来なかったルカ系の強力な力を使いこなせると突き止めた。
しかし、身体が障害がかかり生きる指針は折れて果てることを案じ、魔道書を空の希望となる様に自分の智識全てを記しバラスに所蔵。王の内に入り、空を導いた。
スカーレットは自分の子が世界を変えるとサタンから聞かされた時、「世界なんて救わなくていい!あの子に何故背負わすの!」サタンは涙し「皆んなの地球を守る為。こんなことじゃあ理由にならないよね。」スカーレットはサタンに別れを告げ、空を抱えて叔父の手引でバラスに移り住んだ。恐ろしきサタンの千里眼によりスカーレットが行き着く最後も見ていた。
スカーレットは大好きな猫と行き着いた当初は戯れて楽しげであたが自分の大事な空の先の冥府魔道に耐えられずハーミット村に空を預けて海辺にたち、溢れ出す涙は止まる事なく海水になり溶け込んで、意識は無に帰る最後にサタンに裏切られたのに愛している事を感じ儚く消えた。
サタンはスカーレットの未来をわかっていた大罪人。デウスに負けることはわかっていたが自分のエゴで妻より地球を選んだことに底なしの絶望を味わい、勝てないデウスに立ち向かい滅びようと決断する。向かい際、愛弟子ルシエルが戦いたいと健気に言ってきたが「もう、死なせたくない。これから、どん底に落ちてもお前は素晴らしい味方が必ず来るから、安心しなさい。」ルシエルとは別れて聖者共と激しい戦いの果て滅亡した。
空という最後の人間が死んで大義を成した。我利我利したこの人間世界には間違いない誠の正義など無いから世界政府を作れる意志が新人類と勇敢な悪魔にはある。




