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小椋夏己の創作ノート  作者: 小椋夏己
2024年  7月

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ラーラ様のこと

 さて、今回も「黒のシャンタル」の登場人物の紹介ですが、「登場人物紹介」の順番通りになると次には「親御様」「シャンタリオ国王」ときますが、こちらもあまり書くことがないので、というか、ないことはないんですが、書くと色々ネタバレやめんどくさいことになるので飛ばそうかなと思います。

 第二部、第三部と読んでいただいてる方は納得していただけるかも知れない。


 ということで、かなりの重要人物のラーラ様です。


 この人は先々代のシャンタルで先代のマユリアです。つまり当代マユリアがシャンタルだった時のマユリアですね。

 こういう書き方をするとややこしいですが、そういうことなので書きます。ややこしくても書きます。


 なんやかんやあって、


「シャンタルをこの国から連れて逃げてくれ」


 そう言われたトーヤは、


「傭兵の仕事として受ける、それが俺の仕事だから」


 という結論を出します。


 なんですが、その時に、


「そういうややこしい状況の時に、仮にも宮殿からあの容貌のシャンタルをどうやって連れ出すんだ、めちゃくちゃ目立つじゃないか」


 という問題に突き当たり、


「手伝ってもらえそうな人」


 として浮かんで来たのがこの人でした。


 そしてなんやかんやあってシャンタル宮の奥の奥にひっそりと暮らし、ほとんどの人がやっと見たことがあるというぐらいのラーラ様との面会が叶います。


 何しろシャンタル宮で次のシャンタルとなるべく「次代様」として生まれ、シャンタル十年、マユリア十年やった後、本来ならば人に戻って実家に帰るはずが、これもまたなんやかんやあってシャンタルの侍女として宮に残るという道を選んだ人です、生まれてから一度もシャンタル宮から外に出たことがありません。トーヤと面会した時は30歳の生粋の箱入り娘です。


 普通の方だとは聞いていたけど、それでもやはりシャンタルだった人、どんなべっぴんかとちょっとワクワクしながら会ったトーヤですが、会ってみたら本当にすごく普通の人。独特の雰囲気はありますが、普通の服を着せて町中にいたら普通の町の女性と思って見逃してしまうような人です。歴史上一番美人と言われるマユリアや、光り輝くような美少女のシャンタルと比べてちょっとがっかりするトーヤ。ですがそれとは違う不思議な魅力に好意を持つことに。


 なんともかんとも「母」なんですよ、この方。これまでに出てきた母親たちは、みんな「おっかさん」だったんですが、全く違うタイプの母です。「黒のシャンタル」の誕生を知って、人に戻って両親の子になるよりも、シャンタルの母として一生を宮で過ごす覚悟を決めた人ですから、そういう素質があるわけです。


 第三部にはその理由がもうネタバレしてしまってますが、母となるべく生まれてきたシャンタル、という人と言えばいいのかな。本当に愛と慈悲だけでできてる方です。


 ただ、「おっかさん」たちは子を守るためなら全身でその敵に立ち向かう強さがありますが、ラーラ様は自分が身を捨てて代わりになろうとするタイプ。強さの方向がちょっと違って、やや心弱い方でもあるので、そのあたりはちょっとばかり心配かも。

※2024年7月3日初回掲載

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