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小椋夏己の創作ノート  作者: 小椋夏己
2024年  6月

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ダルの家族のこと・ディナ

 「登場人物紹介」の順番でいくと次は村長の息子のサディなんですが、やっぱり夫婦だし、もうちょい後から出る人ですが奥さんのディナにいくかな。そういやそっちの方ではまだこの人を紹介してないことに気がつきました。


 ディナについてはその存在だけは「第一部第一章第二節カースへ・10祝宴の夜」で村長が、


「ミーヤ様はうちの妻の部屋」


 と、奥さんも健在なことを口にしていますが、本格的な登場は「第一部第三章第一節神から人へ・10拒絶」で宮から「ある方」を預かった時からになります。


 そこにはこう説明してあります。


「ダルの祖母は長年村の漁師の取りまとめである網主(あみぬし)と村長をやってきた祖父をよく支え、祖父のもう1本の腕のようにみんなをまとめてきた面倒見のよい姉御肌(あねごはだ)である。それでいて優しく、村の女たちからも慕われている。普段はあまりたくさん話す方ではなく、見た目は静かな老婆という感じだが、芯は強い。」


 そういう人です。


 いや、コピペなのは手抜きじゃないって! ええ、決してそうではありません! ですが、最初の設定としてそういう人を浮かべてました。

 ある部分侍女頭のキリエともちょっと共通するような部分がありますが、そういう「ばあちゃん」結構好きなんです、私が。


 普段は静かですがじっと俯瞰から的確に物事を見ていて、最初は自分と一緒に寝てたミーヤのことも、息子の妻のナスタとの方がいいとそちらに世話を任せたのも、自分が面倒だとかじゃなく、その方がよりいいだろうとの冷静な判断からでした。

 実際、祖母の思い出はあっても母との記憶がほぼないミーヤはナスタのことを実の母のように慕うようになります。ディナはそういう事情は知らないんですが、なんとなくミーヤの足りない部分を見抜いたような感じかな。


 この後もこの人と関わるその「ある方」を含め、トーヤ一行もみんながこの人に骨抜きになってしまうのはしょうがないでしょう。


 元々この村の人で、若い頃に村長に見初められ、夫婦一緒に「村の親」みたいに村を支える存在になっていきました。カースで生まれカースで育ち、そしてカースに骨を埋める生粋のカースっ子で、代々漁師の家の子なので根性も決まってて、体力もあります。


 子供はダルの父親のサディを含め、幼くして亡くなった子も含めて5人の子の母です。サディ以外に村にいるのは村の人と結婚した娘が2人。もう1人の息子はやはり漁師ですが、カースではなくもっと東の大きな港の大きな船に乗っていて、そちらで家庭を持っています。


 末の息子は幼いうちに亡くなったので、同じく幼い頃に病弱だったダルのことは、他の子や孫より心配してちょっとおばあちゃんっ子にしてしまった部分もあり、そこは自分で失敗だったかと思っていたんですが、思わぬ人間との関わりでしっかりしていく孫を見て、ホッとしていました。


 サディの妻のナスタとは違うタイプの「おっかさん」として、今も村の皆を見守っています。

※2024年6月30日初回掲載

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