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小椋夏己の創作ノート  作者: 小椋夏己
2021年 12月

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シャンタル宮とシャンタル神殿

 ミーヤの話から少し離れて神殿のお話です。


 ミーヤが故郷で出入りしていたのは「シャンタル神殿の分殿」になります。地方の村や町などに規模は色々ですが、誰もが神殿にお参りできるようにいっぱいあります。ちょうど日本の神社ぐらい、コンビニより多い81000社に負けないぐらいあると思って下さい。


 神殿の神官様は、シャンタル神殿本社で修行をし、独立しても構わないと認められた、神官の資格を持った人が配置されます。

 大抵はその土地の人が戻って長く、時には一生をそこで過ごしますが、中には全然関係ない人が赴任してきたり、一時的に違う地方に修行に行ったりもあります。


 本社のあるシャンタリオの「聖なる山」には「シャンタル宮」があるのですが役割が違います。


 「シャンタル宮」は文字通り、生きた女神、シャンタルが住んでいます。女神様のお住まいになられる宮殿なので「宮」なんですね。

 対して「神殿」は日本の神社のように祭式を行う場所です。本社にはなんだか分かりませんが大きくて輝く水晶のような「御祭神」があり、それを祀って様々な儀式を執り行ったり、暦を決めたりもします。

 「次代シャンタル」の託宣を当代シャンタルが行い、「次代様」を身籠った「親御様」の場所が確認されると、お迎えに行く吉日を決めたりするのも神殿の仕事です。


 考えようによってはシャンタル本人は託宣する以外のお仕事がないので住んでいるだけで、その他全部の仕事を神殿が担っている、とも言えます。

 地方の神殿も同じようなことで、村の人の冠婚葬祭や相談事、子供の勉強を見たり、その他色々、たくさんの仕事を担っています。なのでとても馴染み深い、村や町の親、みたいに親しまれている場所となっています。


 ですが、本社、本家本元の神殿だけは、何しろすぐお隣に神様本人がいらっしゃいますし、建物も宮の後ろに隠れたような場所にありますので、ついつい忘れられがち、ちょっと気の毒な立場であったりもします。


 王家の方々や高貴な方々、それから地方から本社にお参りに来る方の参拝の場なので、王都リュセルスの人は街にある分社にお参りすることが多くなります。お参りに行って王様がいらっしゃったらその間待たないといけないし、気を遣いますもんね。


 ミーヤは神官様が修行に行った時の神殿の話などを聞いていて、一度行ってみたいあな、と幼心に思っていましたので、侍女に応募するかと聞かれて「行きたいです」と軽く答えてしまった部分もあったりします。


 まさかねえ、その先であんな人に出会ってあんなことになるなんてねえ……


「なんだよ、何が言いたいんだよ!」


 うん? なんか心当たりあるんじゃないの、文句言ってきてるそこの人。

※2021年12月19日初回掲載

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