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小椋夏己の創作ノート  作者: 小椋夏己
2021年 12月

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共同墓地の話その1

 「黒のシャンタル」の中に墓地の話が何回か出てきます。


 最初はトーヤが流されたカースの村の墓地、ここには嵐に流された船の仲間たちが眠っています。

 それから第二部になりますが、トーヤの実の母と育て親のミーヤが葬られた墓地の話がちらっと出てきます。


 今回お話するのは、シャンタル宮にある侍女たちが亡くなった時に眠る墓所の話です。


 二千年の間、宮に勤めた侍女たちが亡くなるとこの墓所に葬られてきたのですが、かなり広い墓所の、


「一番古い場所から新しく亡くなった人を入れていく」


 と、書いたところ、


「土葬だとしたら骨が残っているのではないか?」 


 との質問をいただきました。


 疑問を持たれて当然だと思います。

 ですので、少し補足したいと思います。


 実は、この墓地は実際にある墓地を参考にして書いています。

 私の知人に和歌山の高野山出身の方がいるのですが、そこが近年まで土葬で、この形式の墓地だったんです。


 聞いた時はびっくりしました。まさか、近代の日本に土葬でそういう墓所があるなんて、と。

 それから年数が経っていますので、今では変わっている可能性もありますが、少し調べたところ、今でも少ないけど日本でも土葬の場所はあるようです。


 その知人のおじいさんが亡くなったという話から知ったんですが、何十かある墓所の古い人のところから順番に亡くなった人を入れていくのだそうです。その時に骨がどうかとかは実際には聞いてはいないんですが、知人が言うには「流行病でたくさん亡くなった時などは結構すごいことになっている」らしい。

 想像したくないですが、期間が短いとそういうこともあるんでしょうね。


 埋めた時は盛り上がっている土が年数が経つとぺったんこになっていくんだそうです。そして古いところを掘って埋葬して、お参りするのは専用の墓標のようなものがあるとか。

 その話を覚えていたので、参考にして書きました。実際に自分で見たことがないのは弱いのですが、大体あんな感じなのではと思います。


 骨なんですが、驚くことに火葬の骨は長く残りますが、土葬の骨は土質にもよるものの、数十年で土に戻るそうです。焼くと何か組織が変わるようですが、生の骨、と言っていいかどうか分かりませんが、それはカルシウムなので、酸性が強い土ほど早く土に戻るそうです。びっくりですよね。


 なので、シャンタル宮の墓所も、そうして次に誰かを入れる時にはすでに土に戻った後、と思って読んでいただけたらと思います。


 参考までに、書かれているのは「第一部 過去への旅 第二章 第三部 進むべき道を」の「9 再会の日」になります。

 ここを先に読むと結構なネタバレになりますので、気になる方は気をつけて読んでみてください。

※2021年12月2日初回掲載

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