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小椋夏己の創作ノート  作者: 小椋夏己
2021年 10月

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日本的な世界

 「黒のシャンタル」を読んでくださった方から、感想やコメントをいただきます。非常にありがたいことです。

 長い話なのにきちんと読んで下さって、その上感想まで書いてくださるのは本当に涙が出るほどうれしいです、ありがとうございます。いつも感謝しております。


 その中で何度か「日本的」というお言葉をいただきました。 

 それを見て、ニンマリとすると同時に「見破られたか」と思ったりしていました。


 そうなんです。

 実は、物語の舞台の「シャンタリオ」は日本をベースに考えています。

 もちろん、私の頭の中に作られたそこにだけしかない世界なので、日本そのものじゃありません。日本的なベースの上にあれやこれやを乗せてこねて、作り上げたので日本ではないんですよね。


 たとえば「黒のシャンタル」の容貌を際立たせる意味もあり、この舞台の国の人たちの容姿は全員が同じ色の髪、瞳、肌で単一民族的、このあたりも日本を多少意識しています。


 神様に対する考え方も、多神教ですが、ギリシャ・ローマや北欧、ケルトなどとはちょっと違う、日本的な受け止め方、どこにでも神様がいる的受け止め方をする人々という感覚で書いています。

 たとえば、神社の中に神様がいらっしゃる、そのへんのお地蔵様も、羅漢様もみんなちゃんとそこにいらっしゃるような、高野山で今も弘法大師が生きていらっしゃると朝晩にお食事を運ぶような、そんな感覚です。


 やはり書いている私がどうしようもなく日本人で、日本人の感覚しか持てませんから、そういう意識を持っていなくてもそうなった可能性はありますが、ベースはそうという意識があることに気づいてもらえたこと、やはりうれしかったです。


 一番日本的を意識したのは、シャンタル宮の侍女たちですが、これは神社の巫女さんを意識しています。侍女の衣装も巫女さんの衣装から発展させて考えました。

 それをちらっと主張したくて、一箇所だけこういうことを書いています。




「宮で侍女たちが着ているスカートとズボンの中間のような服は「(はかま)」と言うらしい。」




 そう、袴なんです、侍女の衣装。だから赤いです。

 その衣装は侍女の証で、普通の人は着ていない設定です。

 その他には特に言葉として意識して書いてはいないんですが、それでも読んだ方が「日本的」と受け止めてくださったこと、思わずガッツポーズが出てしまいました。


 日本的な神話の上にネパールのクマリを乗せて仕上がったのが、私の世界、「黒のシャンタル」の世界になるかと思います。


 多分、その中で一番日本人っぽいのはダルかなあ。

 生真面目で、なんとなくへたれで、不器用だけど一本気。

 日本少年という気が自分ではしています。

※2021年10月6日初回掲載

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