コーラの森の妖精さんについて
ひさしぶりに短編を書きました。短編集の、
「小椋夏己のア・ラ・カルト」
の68本目、
「コーラの森の妖精さん」
です。
タイトル通り、あのコーラはこうして妖精さんが作っているんだよという、一応メルヘンですかね、そういうお話です。
どうしてこのお話ができたのか、それはいつものようにちょっとした冗談からでした。
人とコーラのことを話していて、
「コーラが飲めるのは誰のおかげだと思っている」
「誰のおかげなの」
「それは妖精さんのおかげでしょう」
みたいな流れになりました。そして私が、
「妖精さんがコーラの木のコーラの木の実をこうやって頭の上にわっせわっせって運んで」
とやってたら、
「それ、動画に撮ってもいい?」
と笑われてしまったのです。
その時はそれで笑って終わったのですが、夜、お風呂に入って虫の声を聞きながらなんとなく思い出し、
「そういうチョコレート工場のお話あったなあ、コーラもそうやって作ってると楽しいかも」
との思いつきで、お湯にのんびり浸かりながらできたお話です。
後はそれを思い出しながら文字にして、細かいところを修正してできあがり。久しぶりでした、こういう感覚。最近は色々と忙しくて短編を考える余地がなかったところに、これもやっぱりお話の妖精さんがふいっとねじ込んできた感じですかね。
この夏は何しろ万博通いに全振りしているような生活で、結構忙しくスケジュールを調整して詰め込んでいます。さらにそこに予測してなかった家の修理だの、仕事関係の出来事などもあり、おまけに7月には軽症ではありましたが某感染症に感染してしまい、長らくこれも軽度ですが体調不調も続きました。
それと万博エッセイを増やしてしまったこと、これも大きかったなあ。何しろ書くことがたくさんあり、文章よりも写真を探してどれにするかを選んで投稿するようにするのが思った以上に時間がかかります。まあ勝手に自分で始めたことなんですが、自分の日記のような感じと、書くのにちょっと調べ物をしたりして結構知識の栄養になっているのでいいでしょう。
それからお盆休みと体調不要の時以外、きちんとシャンタルの更新もしています。自分で決めたように週に4本、少しずつですがちゃんと進んでいます。
ということで、久々に浮かんだ短編も、やっぱり形にしておきたくて書いておいたのが今作です。
コーラを飲む時に、なんとなく妖精さんたちが一生懸命作っている様子を思い出していただけたらうれしいです。どこかの地下で監禁されてお寿司を作らされているいう噂のかっぱさんとは違い、妖精さんたちは楽しく作っていますので。
でもきっとかっぱさんも、楽しくやってるんじゃないのかなあ。そんな気がします。
「68 コーラの森の妖精さん」はこちらになります、よろしければご一読ください。
https://ncode.syosetu.com/n4412hr/68