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小椋夏己の創作ノート  作者: 小椋夏己
2025年  1月
126/132

「Jean Was Lonely(黒のシャンタル外伝)」について

 かなり終盤に入って終わりが見えてきた、と、もう何回も書いてますが、本当に近づいてます、近づいてますからね! と念を押しながら連載が続いている「黒のシャンタル・第三部」ですが、最近は平日の火曜日から金曜日の週4回連載となっていて、カレンダーの具合で2024年12月27日金曜日から、年が明けて2025年1月7日までの間の長期休載となりました。


「え、そんなに長い間シャンタル更新できないの!」


 と書いてる本人が思いましたが、いや、してもいいんです、勝手に決めてるだけなんですから。


 本編の方は「 第七章 第三節・23 女神と邪神」というちょうど600話というキリのいい数字、しかも内容的にえらいところで年越しとなりましたので、


「この先どないなるんじゃ!」


 と、無慈悲な寸止め状態で止まっておりますのは大変申し訳ないと思っています。


 それでというわけではないんですが、


「前から思いついてたあれ書こう」


 となりました。それがやはりシャンタルの外伝「Jean Was Lonely」です。


 なんとなくそれっぽくないタイトルですが、これには理由があります。なぜなら、この話を思いついたのは、ある歌を聞いてでして、その歌のタイトルがこれなんです。


 私が大好きでずっと並んで人生を歩いてきたTMネットワークの曲、と想像してた方、当たりです。はい、そういう歌があります。

 TMの曲と言っても大好きなのもあればそれほどでもないものもあります。さすがに嫌いとまではないですが、その曲ばかり何度も何度も繰り返し、1日中エンドレスで聞いてても飽きないというか、実際聞くこともあるうちの一曲がこの「ジーン」なんです。

 

 ある時、その日もエンドレスでばんばんかけまくりながら、音楽に合わせるようにして歌っていたら、一番最初のこの歌の始まりの歌詞、


「帰らない誰かを待ちながら君は風の吹くたびにふりかえる」


 のところである情景が浮かびました。


 海の近くで歌詞通りに潮風に吹かれてふと振り返る女性の姿、それが浮かんだ途端、


「あ、これ、トーヤを待ってる人かも」


 と思ってしまいました。


 トーヤとは「黒のシャンタル」の主人公、まあそこそこええかげんな生き方をしてきたのに、なんでか女神様の託宣の客人、なんてのに選ばれて? 右往左往しながらえらいことやらされるという主人公です。その彼が、海を超えて運命の地に来る前にそれまでの人生があるわけで、そこでどんな風に生きていて、どんな人と関わって、そういう逸話がいくつも自分の中にあるんですが、その一つがその瞬間にわっと生まれてしまった。そしてそれを書きたいと、そこそこ前から思っていたんですよね。


「お正月休みだし、ちょっとこれ書くかな、数話でいけそうだし」


 そう思って、本当は元日から連載開始にしたかったんですが、お正月色々やってたら三ヶ日の最終日3日からの連載開始となりました。


 これまで見てきたトーヤとはちょっと違う姿、それを見ていた人の目から見た感じで数話で書き終える予定です。


 タイトルは色々考えたんですが、


「歌のままいっちゃえ」


 と、シャンタルの世界観とはちょっとらしからぬかも知れませんが、そのままにしました。興味のある方は元の歌の歌詞を見たり、歌を聞いてくれるとうれしいと思います。


 もうトーヤは旅立つことが決まっているので、その別れまでの出来事ですが、さらっとお付き合いいただけるとうれしいです。

※「Jean Was Lonely(黒のシャンタル外伝)」はこちらになります。


https://ncode.syosetu.com/n4575jw/

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