89:書籍化できないなら自分で本を作ればいいじゃない
同人誌ってご存知ですか?
R18の二次創作漫画とかが多分有名なのかな?と思います。ですが今回の話題はそういうのではなく、小説の、主に全年齢(R18もあるらしいのですが)の同人誌の話です。
文学フリマというものがあります。
『文学フリマとは、文学作品の展示即売会です。
出店者が「自分が〈文学〉と信じるもの」を自らの手で販売します。』※公式HPからの引用
私がその存在を知ったのは、二、三年前になるでしょうか。お気に入りユーザーさんが出店していらっしゃるのを活動報告で見て、「へぇ……こんなのがあるんだ……」とぼんやり認知した程度でした。
はっきりとどんなものか把握できたのはTwitterを見るようになってからでしょうか。文フリ情報がいっぱい流れてきて、自然と理解していきました。
去年9月に足を運びたいと思い立ったものの、体調不良で断念し、代わりに今年の1月に行ってきました。
めっっっちゃ楽しかったです。
たくさんの素敵な本に出会えましたし、たくさんおしゃべりできましたし、並べられた本を眺めるだけでも心がわきたつというか。
それを見て、というか参加して、強く思いました。
私も出店したいな、と。
さて、私のここ数年の目標が書籍化でございます。
書籍化というよりは、自分で書いた本を手で触れてみたいんです。
ありがたいことに三作品も電子コミカライズさせていただいていますが、未だ直接触れられたことはありません。電子ですからね。
電子の方が読みやすい。認知度も高い。もちろん電子コミック化できるだけで嬉しい。でも、でもですよ。
どうしても紙の本が欲しい。
とはいえ書籍化は当たり前ですがなかなかできません。コンテストは二次や三次、あるいは最終選考落ち。出版社からのお声がけは一向にない。
最近は新たな長編を書く時間がなく、可能性は遠のくばかり。
となればもう、いっそのこと、自分で作ってしまえばいい。
そう考えたんです。
実はまあ時系列が前後していて、去年の11月頃には決めてたんですけれども、実際に行ってみて覚悟が決まった?決意した?わけです。
今、同人誌のための小説を必死こいて書いてます。ちなみにこのエッセイはその息抜きです。
書き上がったら校正。ワードでPDF化。データ入稿……。気が遠くなる作業ですが、楽しんでやっていこうと思います!




