87:私の小説の書き出しパターンに気づいた話
昨日まで開催されていた書き出し祭りという企画に参加していました。
去年の秋が初参加で、今回が二回目。結果はどちらも惨敗だったのですけど……それはさておき。
他の方の書き出しを読んだり、自分のを読み返したりして気づいたことがありまs。
私、書き出しが一パターン過ぎるな??と。
このエッセイの『19:書き出しで運命は決まる』を書いた頃――今よりずっと下手くそだった時は、全く魅力的でない書き出しをしてしまっていました。
なんというか、淡々と説明するような文だったり、唐突過ぎる展開ばかりだったり。世界観の設定を羅列するだけだった初期の初期よりはマシだったものの、今から読み返すとひどいものです。
しかしそれも何話も何話も書いたり読んだりするうちに学習し、上達していったわけですが……。
最近書いた作品を読み返すと全部一緒なんです。
『冒頭に起こる特徴的な出来事』→『それに至った経緯』→『最初のシーンに戻る』という書き方。
たとえばミステリーだとすれば、まず死体を転がしておいてそれから数日前の話に戻るという感じですね。
これね、わかりやすいとか読みやすいとかは書き出し祭りの感想で言っていただけたんですけど。
他の方の書き出しと読み比べると、はっきり言ってつまらない。そして実際得られた点数(書き出し祭りは投票制なのです)は下から数えて五番目。
その理由を推察するに、経緯を説明するために文字数を割いてしまって展開が遅いからではないかと考えました。
面白いと思ったのは導入部分から時系列はそのままに第一話を終えているものがほとんど。その中にうまい具合に経緯の説明を混ぜつつ、サクサクと展開が進んでいけばいいと思うのです。
……でもそれが難しい。最高に難しい。
試行錯誤する必要がありそうです。
そして、次の書き出し祭りこそはそれなりの順位を獲得してみせる!




