80:私は小説を書きたい
最近、ここ数年あまり読まなくなっていた本を読んだり、ほぼ初めてと言っていい映画視聴をしたりと過ごしています。
そしてその中で嫌でも気づいてしまったことがあるのです。
「私の書いているこれ、小説じゃないよね……?」
物語に触れることは本当に学びになるんだなぁと思います。
昨日も今日もせっせこせっせこ自分なりの話を書いてなろうにアップしているわけですが、プロの作家さんの本を読んだりすると、自分の欠点がたくさん見えてくること見えてくること。
まず私の書いてるものは、娯楽小説にしても軽すぎる。
まあ、『ラノベはそんなもの』という人もいると思いますが、なんと言いますか、私の書いているものを読み返すと、文章に惹かれないんです。
書店で売っているラノベを読んで、その差に愕然としました。
私、ラノベを舐めてたんですね……。アイデア勝負でなんとかなる!と思っていた節がだいぶありました。
私の書いているのはネタなのです。
ネタの域を出ていない。そんな拙作でも読んでくださる方がいるのは本当に嬉しい限りなのですが、自分では非常に物足りなく感じるようになりました。
近頃のスランプの理由がわかりました。
私は一向に代わり映えのしない自分の文体、ストーリーに飽きていたのです。ラノベという名で書いている『何か』を、ちゃんとしたものにしたかったから悩んでいたのです。
どうやったら小説を書けるのか?
その答えはわかりません。わからないからこそできてないわけなのですけど。
でも私は小説を書きたい。
不完全なネタではなく、もっと楽しんでもらえるような小説を書きたいんです。
そう思うようになった……ただそれだけの話でした。
結論が全然なくてごめんなさい。




