78:すぐに別視点を書きたくなる
数万文字に及ぶ中編・長編、特に一人称の小説を書いていて思うことはありませんか?
「別視点が書きたい!」と。
私は、もう、どの連載でもものすごくこの衝動に駆られます。
おそらく長編になればなるほど主人公に飽きてきてしまうのでしょうね。別視点が書きたくてたまらなくなるのです。
他の人物が主人公をどう見ているかだとか、主人公の外側の思惑とか。
明らかにそちらを書いている方が筆の進みが早いんですよ……。今も主人公視点が思うように書けなくてペースが落ちている連載が二、三あります(笑)
でもあまり別視点をやりすぎると読者的には面白くないという話をよく聞きますから視点コロコロはあまりさせたくないのですよね。脇役視点ばかりだと話が進みませんし。
ですがそれをわかっていても主人公以外の人物の視点ですぐ書き始めてしまうという……。
主人公に魅力を持たせればいいのでしょうか……。でも、自分的にブッ刺さるキャラでも書き続けているとどうしても飽きてしまう――というより、ぶっちゃけると主人公視点で書くネタがないです。
そうなるとどうしても主人公視点3:別視点1くらいが望ましいのに、主人公視点1:別視点3くらいの割合になってきます。じっくり考えればどうにかしようがあるのでしょうけどそこは毎日更新のおかげで時間がなく、なかなか難しいのですよ……。
どうにかならないものかしら。




