75:恋愛小説の難点・惚れる理由について
最近は主に恋愛小説を書くようになりました。
恋愛小説というのは読むのも書くのもとにかく楽しいのです。特に告白シーンを書いている時が最高です。
ですが、やはり恋愛などというものをしたことがない私が書く恋愛は薄っぺらい。
何しろ……惚れる理由が思いつかないのですから。
人に惚れるのが熱に浮かされるような感じだ、というのはよく聞きますが。
どうして男が女に惚れるのか。また、女が男に惚れるのか。そのシチュエーションが『よくあるやつ』にしかならないのです。
第一に思い浮かぶのが、何かの危機(交通事故とか魔物とか)から助けてもらって、惚れるパターン。
次は一目惚れですが、これは物語としてあまり面白くありません。話をするのが楽しい、だとかいうのもありますが、あまりそれも面白味が薄い気がします。
劇的な恋を描くのは難しく、恋愛小説をありったけ読んで勉強中なのですが、やはりうまく書けません。
恋愛小説を書くうえで一番大切なことなのに……。これは修行が必要ですね。
素敵な恋愛が書きたい。
でもやはり、実際の恋をしないとわからないものなんでしょうかね……。以前このエッセイで『経験がなくても書けるはず』と言い張りましたが、意外とそうでもないのかも知れません。
そんなことを思いつつ、恋愛小説を書き続けるのです。
皆さんどんな惚れシチュにキュンとしますか?
私は正直、じっくり育てる愛の物語が好きです。うまく書けませんけれどね(笑)




