73:ホラーを書く
今、ある意味話題になっているホラーについて綴ろうと思います。
ただし別に例の話題には触れません。『ホラー』というジャンルを書く、という話です。
私はホラーがとっても好きです。
映画だのゲームだの映像系はかなり苦手なのですけど、小説だけは別。怖い話とあらば何でも読んでしまうようなホラー大好き人間です。
さて、そんな私は、当然(?)ながらホラー小説を書くことも結構あるのです。
しかしホラー小説は本当に難しいのですよ。
スプラッタ系は結構お手頃なヒヤっと感を味わせることができるのですが、それだけでは単純すぎて物足りない。
私がホラーに求めるもの、それは精神的な恐ろしさです。
意味がわかると怖い話の『赤い部屋』という話が今までで一番ゾッとしましたね。
精神的であり肉体的でもある恐怖。それを私はホラーに込めたいと思っています。
しかし現実はそううまくいかず、この前ホラーを五作書いた時も、半分以上がスプラッタ系になってしまいました。
精神的な恐ろしさを作り出してヒヤリと肝を冷やさせるのは至難の業だなといつも思います。
でもいつか、誰もが恐怖するようなホラーを書きたいな〜なんて妄想しているのでした。




