70:悪役を書くのが苦手
今回は悪役について。
悪役令嬢とかではなく、本物の悪役の話です。
たいていの物語(特に冒険系)には悪役は必須ですが、私、悪役を描くのが苦手なんですよね……。
そもそも悪役の定義が難しいですが、私は主人公と相対する者だと思っています。例えば主人公が殺し屋だとすれば、正義のヒーローでも悪役になると考えているわけです。
まあ、それはそうと、悪役というのは当然ながら信念があるはずですよね。
私……その理由作りが下手くそなのです。
ミステリーなんかでも犯人の動機が一番のネックで、トリックとかはあるんですけど動機が思いつかない。
推理系じゃないバトルとかでも、悪役の信念が描けない。『復讐』だの何だの、ありふれたものにしてしまいがち。
書いていて恥ずかしくなることもよくあります。
そして今やっている連載があるのですが、その悪役も魅力のかけらもなくて(笑)
悪役の信念や魅力を演出するのは最高に難しいです。どうしたらうまくできるんだろうなと悩んでいる次第です。
小説を書く上で一番難しいのは悪役じゃなかろうか……?




