46:血と肉は物語を盛り上げる最高のソース
――物語を盛り上げる要素。
私はそれを、『血と肉』だと思っています。
人は死にます。人の死にまつわる物語を読んでいると、感動したり悲しくなったりしますよね。
死んだら血が流れます。死体は結局肉の塊です。
静かに死ぬよりも、派手に爆ぜるようなくらいがちょうどいい。
弾け飛ぶ血肉こそが、エンターテイメントを支えているのです。
私は小説で、大抵の場合血肉を扱っています。
それはやはり、そこに命や悲しみや感情が宿ると思っているから。
それが苦手な方もいるでしょう。でも血肉はストーリーを動かす中で、激しいほどの衝撃を与えてくれるんです。
子供向け以外の冒険ファンタジーで、血が出てこない作品はありますか?
歴史ものだったとしても、ミステリーだったとしても、肉(この場合は亡骸を指す)が出てこないものはありますか?
やはり、血肉は物語の重要なソースになるのです。
上記したように、ジャンルなどであまり血肉が好ましくないものはあります。けれどそれ以外は、ジャンジャン使うくらいでいい。
血肉で物語を盛り上げよう! という話でした。




