42:書いて書いて書き続ける
小説家にとって大事なことは色々ありますが、特に大切なのは書いて書いて書き続けること。
前回、一日に何文字書いているか、というお話をしたわけですが。
以前はよく、書かない日がありました。
例えば長編連載が終わってからの数日とか。
でも休んでしまうと、なんというか……鈍ってしまうんですね。うまく言葉が出てこないようになる。
だからこそ私は、最近毎日描くようにしています。
何も書かない日は絶対にありません。書いて書いて書き続けることこそが、上達のための道だと思っているからです。
しかし話を聞くと、意外と「最近は書いていない」「今日は休み」という人の話を聞きます。
皆さん事情があるからなのかも知れませんが、毎日放出し続けることはよくなかったりするんでしょうか?
毎日書く、ということに重点を置いて私はあまり『掘り下げる』ことをしません。
もちろんそれが必要だということはわかっていますが、掘り下げすぎると設定厨の私は書けなくなってしまうのです。
けれど多分、とにかく書いていく、垂れ流していく、この在り方はどこか間違っているのでしょうね。
正しいことはわかりません。
だから考えるより私はキーボードを叩きます。
その方が何か生まれる気がするから。
そうして生まれるのが私の物語たち、そしてこのエッセイなのです。




