28:ハッピーエンド厨という病
ハピエン厨という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ハッピーエンド厨。つまり、ハッピーエンド至上主義のことです。
ハッピーエンドしか認めない・読めない人のことを指します。
私は準ハピエン厨です。
特にファンタジーや恋愛ものなんかは、ハッピーエンドで終わってくれないと気が済まない。
長い物語というのは、話数の分だけ読者も作品に対する愛情や、なんというか楽しみというものがあります。
主人公や登場人物の平和を願って、幸福になる未来を祈って読んでいるのに……バッドエンドになると、悲しくありません?
私はムカつきます。
せっかく読んだのに、なんだよこの終わり方。ヒロインが死んで主人公が泣いてエンド。「はぁ!?」ってなりますね。
読んだからには、幸せな未来で終わってほしい。
では今度は作者の立場としてハピエン厨を語ろうと思います。
私は、どうしても長編をハッピーエンドで終わらせずにはいられません。
何故なら、せっかく紡いできた物語の、愛する主人公を幸せにしてやりたいからです。
ご都合主義でもなんでもいい。とにかく幸せに、平和に暮らさせてやりたい。努力が報われてほしい。
しかし読み直すと不備が多く見受けられるんですよね……。あまりに非現実的なんです。
それでも私は、ハッピーエンドを推します。
その方が、作者も読者も、そして登場人物だって、気持ちいいじゃないですか。楽しいじゃないですか。幸せじゃないですか。
ハッピーエンド最高!
今回は熱く(?)語ってしまいました。
結論:だから私は、ハピエン厨なのです。




