26:テンポの悪い文体
文章のテンポってよく言われるじゃないですか。
私の文章はテンポが悪い方ではないのですが、別にいい方でもないんですよね。
無駄な説明をしてしまったり、ちょっとダラダラしている部分があったり。
それを解消するにはどうすればいいのでしょう?
それは、05の地の文の回でも言ったように、やはりセリフを適度に使うことでしょう。
地の文でやってしまいがちな説明の大部分を、誰かのセリフとして語るのです。
セリフもできるだけ小分けにして、間に合いの手を入れさせたりして。
そうすると随分スッキリすることが、最近わかってきました。
ライトノベルなんて顕著ですよね。文章量が多いと極度に読みづらいので、大抵がその手法を取っているような気がします。
情景描写はまた別ですけど、ダラダラと説明するより簡潔にして、別の話題に切り替えた方がいいと思います。
やはり自作を読み直してみると、そういうことを意識していなかった時としていた時では読みやすさが違いますものね。
文学を書く時はまた違うでしょうが、テンポのいい文章を書くならやはりセリフをほどほどに使用して、軽くすることがいいのでしょう。




