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私の創作つぶやきエッセイ  作者: 柴野いずみ@『悪女エメリィ』一二三書房WEB小説大賞銀賞受賞!


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25/92

25:引き込まれる主人公

 主人公が薄っぺらになってしまうことがよくあります。


 例えばラノベでよくあるチート万能主人公。ギャアギャア騒いでいるだけで、「こいつのどこがいいの?」と思ってしまうことがあります。


 私の小説でも同じで、なんだか妙に武器の腕だけが高く、いつもあまり感情が静かすぎたりします。


 これらの主人公に、はっきり言って魅力はありません。


 短編とかなら別にいいんですよ? でも長編(特にファンタジーとか)の場合、やはり主人公が肝になってくるんですよね。


 ですから、読者が『引き込まれる』主人公を描く必要性があります。


 私は創作論のエッセイを見たり、実際にそういった長編の物語を読んで思ったんです。


 ああ、やはり共感できる部分が必要なわけね、と。


 共感できる部分。

 例えば、言葉にし難い怒りであったり、弱い部分であったり、無力感であったり。

 主人公は、読者の素の部分を体現したようなキャラクターでなければならないわけです。

(創作論では、よく『弱点を作る』と言います)


 最初に挙げたチートラノベや私の小説には、それらの苦悩や葛藤が欠如していると思うのです。つまり、ご都合主義。


 では苦悩をどうやって描けばいいのでしょうか?


 それは主人公に『試練』を与え、それを乗り越えさせること。


 まず主人公は壁にぶち当たります。

 どんな壁でも構いませんのでとにかく一度失敗します。

 そしてそれを努力で解決させるのです。その過程と結果が主人公の在り方に繋がり、人間らしさと深みが出ると思うんです。


 ……とまぁ、大口を叩つつ私はまだ実践していないのですが、今度長編を書く時にはしっかり実行してみるつもりでいます。


 主人公に深みを持たせれば、きっと物語自体も面白くなるはずですから頑張らないとですね。

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― 新着の感想 ―
[一言] 主人公に課題を与えてそれを解かせると言うのは、昔話の類型で世の中の物語は基本すべてこれでできていると言われてます。 因みに、課題と言うのは表層面とその奥に隠された真の課題という二重構造にす…
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