24:同年代を書いても、なんだか違う
さて。
異性、歳上を描くのが難しいのという話の次は、であれば同年代の同性なら書けるのか、と言いますと。
いやあ、これまたうまくいかないんですよ。
もちろん同年代同性ですから、己を考えてみればある程度はわかるわけですが、人間色々人それぞれ価値観が違ったりします。
ですから、自分以外の人間も知り、学んでいかなければならないわけでありますが。
私、同年代女子とあまり喋らないんですよ。
私の場合、結構特殊な家庭環境なので、知り合いの同年代女子といえば五人もいません。
その五人弱とも付き合いは深くないので、実質、自分以外のその年頃の女の子というものを知らないわけです。
だからそれを描くと、「なんか違う」とか「男っぽい」って言われたりします。
私自身が男っぽかったり、普通と違っていたりするのでしょうね。
やはり人間、知らないことはどうやっても書けません。
ここ数話でしつこいくらいに言っていますが、やはり人と直接話したり本を読んだりして学ぶのが一番なんでしょうねえ。
一度、同年代の子に私の小説を読んでみてほしい……。そうすればきっとどこがおかしいのか、わかる気がするんですけれどそれはなかなか叶っていません。
※以上でここ三話の話題はおしまいです。次は、ちょっと書き方エッセイ的なことをやるつもりです。




