20:心理描写を深くするには
心理描写についてです。
私の小説は心理描写が浅いと、よく言われました。(もしかすると過去形ではないかも知れません)
「怖い」「悲しい」「胸が苦しくなる」「嬉しい」「楽しい」
こんな感じで単純になるのです。
それでは面白くありません。味もそっけもない物になってしまいます。
そこで思いついたのです、比喩表現を使えばいいのでは、と。
「まるで、狼に怯える野うさぎのように震えていた」
「雪の如く冷たい怒りを宿しながら」
パッと思いついたのは上の例えです。
使いすぎるとうるさくはなりますが、使った方が絶対わかりやすくなると思います。見返してみれば、私の作品には比喩表現が極度に少ない気がしました。
それに加え、私の心理描写に足りないものをいくつか発見しました。
①ことわざ
例:
「鼻が高い」
「腑が煮え繰り返る」
②オノマトペ
例:
「ムラムラ」
「ガサガサ」
これも大事ですね。直接的に伝わりやすい。
これらを組み合わせると、最初の「悲しい」だとかだけよりも、ずっと深くなります。
今度から使おうっと。
深い心理描写ができれば、物語自体がもっと面白くなるはずと期待しています。
このエッセイのネタを探していると、結構学びがあるんですよね。自分を見つめ直すというか。
まだまだ続けます。




