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第四話

 だいたい中学の頃からテストが始まる一か月くらい前になると、志穂が毎日家に来てテスト前に家庭教師のように勉強を教えてくれるから赤点を回避していったので、おそらく高校でも同じことをしてくれるはずなので卒業までの心配は無い。

 父親は顔に血液が全部集まったのかって言うくらい顔を真っ赤にして、大学に進学しろとうるさい。

 俺はまだ高校一年なのに、進学を決めつけられるのは不愉快だった。

 だがそんな先のことよりも、5月の今はゲームに没頭して現実逃避をしても良い時期だと俺は思っている。

 現実逃避しても数学のテストだけは赤点回避ギリギリ。

 他は全て平均点なので、志穂の家庭教師で勉強していても高得点を取らせようと父親がいつか俺の意思を無視してなにかしでかすだろう。

 もしかしたら勝手に決めて塾に行かされるかもしれない。

 だが、それでも空いた時間は必ずあるはずだ。

 なんか昔の嫌なことばかり思い出すな。

 そうだ、考え事や過去のことを思い出していたら忘れていたことがあった。

「志穂、大槍。俺ちょっと今からゲームショップに行くからまた今度学校で会おうな」

 俺はその忘れていたことを思い出し、志穂と大槍の前でそれを言葉に出した。

「なんでゲームショップに行くじゃんか? 欲しいソフトでもあるのか?」

 大槍が意外そうな顔をすると志穂は俺の代わりに説明した。

「たぶんウルフォ4だっけ? たぶんそれを買うんじゃないかな?」

「そうそう。さっき俺たちが遊んだウルフォ4のソフトが発売されて結構経つだろ? もう中古でかなり安くなっているから、貯まった小遣いで買いに行くんだ。そういう訳だから、じゃあなっ!」

「またね。沖田君」

「そういういことなら高柳さんは俺が送っていくじゃんか。来週の月曜にまた学校でな」

「ああ、またな!」



 買い物を終えた後に俺は家に着いて夕食を食べた。

 夕食の後は、中古で買った状態の良いウルフォ4をやれると思うとワクワクしていた。

 急いで食べ終わると自分の部屋に入り、買ったばかりのゲームソフトをゲームハードへ説明書を読まずにゲームソフトのウルフォ4を取り出して入れた。

 新しいゲームを買って、初めて起動するときのドキドキ感は俺がいくつになっても変わらない。

 ちなみに大槍ともアーケード用の筐体で対戦したが、これから俺が家庭用で遊ぶ格闘ゲームのウルフォ4にも当たり前だがアーケード用とシステムが同じで、この格闘ゲームの特徴でもあるゲージ機能がついている。

 このゲージを使って超必殺技すなわちアルティメットという威力の高い技が使えるようになっている。

 そしてこのゲージは通常の必殺技をゲージを少し消費して通常の必殺技よりも威力が強化する必殺技などにも使われる。

 相手の攻撃をガードしたり、ゲージを消費する方ではない場合の必殺技を使う事でゲージは溜まっていく。

 相手の攻撃を受け流してノーダメージにするブロッキングも搭載されているので、相手の攻撃をアーケードコントローラーのレバーで相手の方向に向けてタイミング押すとブロッキングが成立し、攻撃を受け流すことが出来る。

 だが、このブロッキングは連続して行うのが非常に難しい。

 タイミングと読み合いと運の要素がそれぞれ揃って行われるので、連続でブロッキングすればするほどシビアになっていく。

 キャラクターの使い方とコツはなんとなく解ったので、トレーニングモードを止めてオンライン対戦モードを選択する。

 中古のゲームだが、過去のプレイヤーのデータは現代ではゲームハードに保存される時代なので、昔のソフトがデータを保存する時代のゲームハードと違って新規登録出来る。

 ハンドルネーム登録が出たので、ウルフォ3の時と同じハンドルネーム苺大将っと入力する。


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