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プロローグ
『ここは高天原。
人間の住む世界とはかけ離れ、日本の神々と神器が住む場所。
そして神々が生まれる場所でもある。
神と神器には単独で住んでいる者もいれば、契約を交わし同居している者もいる。
穢。それは、人が自らもたらした罪によって生まれる存在。
神々はこの穢を退治することも行っている。
黄泉国。それは、死者の世界。
死後必ず行きつく場所。
神器とは黄泉国から死者が選ばれ高天原に転移したものであり、その際名を半分決められる。
名のもう半分は契約を行った場合に神によって決められる。
高天原は人間の生活に影響されているところもあり、固定電話はいい例である。
しかし、上位神にしか普及していないという状況だ。
もちろん回線というものはなく、固定電話による通話は神力によって可能になっている。
これはそんなお話。』
「いや、終わり方おかしくない!?」