蒼の星/ギルド
【ギルド】
交易、傭兵活動、研究など目的を同じとする人々が集まって形成されるコミュニティはギルドと呼ばれている。特に法律などで体系だっているわけではなく、目的や規模も様々で無数のギルドが存在する。特に貿易ギルド、傭兵ギルド、冒険ギルドの3つは人気があり人も多く在籍している。この他にも古代魔法と呼ばれる術式の研究をするギルドや武器や防具を鍛える鍛冶ギルド、薬草を調合して販売するギルドなど多様なギルドが存在する。中には盗みや殺人を目的としたギルドもあるがほとんどの国はそのようなギルドを認めておらず見つけた際には厳しく罰している。
【貿易ギルド】
貿易ギルドの目的は様々な王国や街などから入手した珍しい品物などを別の場所で販売することで、これらの活動によって収益を上げている。品物以外にも情報なども売買の対象である。
【傭兵ギルド】
傭兵ギルドはその名の通り依頼主に雇われて戦う集団のことで、主に貿易ギルドや国が依頼主になることが多い。貿易ギルドは希少価値の高い品物を扱うため、それを目当てとした盗賊ギルドの標的になることが多い。そうした輩から自分たちの身と品物を護るために傭兵ギルドを雇うことはよくある。また、それぞれの国には独自の軍隊があるが、戦争で人手が足りなくなる時や小規模な治安維持活動のために傭兵ギルドの力を借りることも少なくはない。
【冒険ギルド】
冒険ギルドは主に未開の地や普通の人々が近寄らないような場所に赴き、そういった場所にある希少価値の高いものを収集することを目的としている。収集する目的はギルドの方針や更に所属する人によってまばらであり、自分が使用するため、貿易ギルドに売り込むためなど様々である。冒険ギルドに属する人々は博学であり、目的の品物や未開の地、ダンジョンと呼ばれる特殊な建造物に対して深い知識を持っている。一方、戦闘を得意とするものはそれほどいないため危険を伴う旅には傭兵ギルドの力を借りることが多い。
【シャムロック】
かつてブルメリア王国の中でも有数の力を持ったギルドだったが、ギルドマスターだったラスとメルトの両親の死をきっかけに求心力を失い、人がいなくなっていった。現在はラスとメルトの姉妹、そしてクラウ、フェルナといった4人のみの小さなギルドとなっている。ウィルが加入してからは徐々に以前の活気を取り戻していくことになる。現在のギルドマスターはラス。
【アガートラム】
ワーブラー王国に属する傭兵ギルド。グラス大陸最大のギルドであり、実力も最強の一角を担う。主に傭兵としての依頼を受注しており、メンバーは雑用や裏方も含めると100人近くにのぼる。3~10人のチームを編成し、行動することが多い。アヤメが所属している。現在のギルドマスターはトレアサ。