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小学生の恋物語。  作者: けふまろ
遥の恋。
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宮野花音登場。

 数日後。俺達は公民館へ遊びに行った。

 今いるメンバーは、俺、加奈、莉以君、美咲さん、紗枝さん、里穂さん、心愛さんだ。

 東麻呂市の公民館は、平日でも沢山の子供で賑わっていた。

 自習室では中学生の男女が勉強をしている。通路にあるベンチには、ゲームをしている俺らより年下の男の子二人が「じゃあ今からそっち行くから」「そういえばお前って確かレアアイテム持ってたって言ってたよな」と話していた。


「あ、加奈さん達!」

 遥が向こう側の通路から現れた。俺達は遥と一緒に公民館の中庭に出た。

「…で、宮野さんってどんな子?」

 加奈が早々に遥に尋ねる。

「あぁ、宮野さんってね、この子」

 遥がスマホを立ち上げる。

 画像を見せてくれた。


「わ~、可愛い!」

 

 加奈が宮野さんの写真を見て、言った。

 画面の中では、可愛らしい女の子が笑ってピースをしていた。

 ミディアムで大人しそうな印象を受ける。清楚で可憐な雰囲気の女の子だ。

 顔が特段美人って訳でもないのに、可愛い感じがする。エメラルドグリーンの裏地が暖かそうなセーターで、ちょっと写ってるスカートは薄ピンクの色だった。

 見るからにお嬢様って感じ。

「ね、そう思うでしょ?」

「うん、すっごく可愛い!」

 遥の言葉に加奈は笑顔で答えた。確かに、遥と隣で歩くのにちょうどいい女の子だ。

 何か桐野実優に似ている気がする。

 ってかあれ以来桐野実優を見てない気がするけど、気のせいだよね。

「私の学校にも、こういう子が何人かいるよね、心愛ちゃん」

 里穂さんが心愛さんの方を向いて言う。この中では里穂さんが一番、宮野花音さんという女の子に近い印象を受ける。

「今度会ってみたいなぁ」

 莉以君が顔を赤くさせながら言った。莉以君の気持ちが加奈から宮野さんに傾いている印象がある。

「そう言うと思って、呼んできたんだよ。…もうそろそろ来るはず…」

 遥がそう言って辺りを見渡した。

 すると…。

「あ、立花君!」

 加奈がその声のする方を振り向く。

「あ、宮野さん!」

 遥が頬を赤らめた。

 

 その方向には、写真よりも数倍女の子らしくて可愛らしい、遥の片想い中の女の子がいた。

 彼女こそが、宮野花音さんだった。

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