表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小学生の恋物語。  作者: けふまろ
遥の恋。
61/95

宮野さんという女の子

「宮野さん?」

 私は遥君の家でクッキーを食べながら想太の話を聞いていた。

 遥君の好きな人らしい。そんなこと喋っていいの?と遥君に目を向けたが、先ほどジュースとクッキーを運んできたお盆を持ちながら無言で頷いた。多分別の意味で頷いたんだろうけど、とりあえずこういう意味ってことで。

 今ここにいるのは私と想太と遥君、そして無事仲直りして誤解も解けた(本編が無事終わったら、番外編として書くね。)さえっちとミサちん。と莉以君。

「宮野さんって、遥さんと同じ塾の女の子なんだって」

 へぇ、想太って意外と情報通なのねぇ。


「名前は何ていうの?」

 私は遥君に尋ねる。すると遥君はお盆を口に当ててボソッと呟いた。

「み、宮野花音(みやのかのん)…さん」

 宮野花音。何と清楚で可憐な名前であろう。

 「の」が二つもついていて、愛らしい印象を受ける。見たことないけど。

「ってか、どんな子?」

 想太が身を乗り出す。てめぇは女子か。

「ミディアムヘアーで、細くて、大人しくて、清潔で、超可愛くて、あと」

「それ以上言わないで!」

 さえっちが遥君を制した。

「それ以上言われると、自分が惨めに感じちゃう…」

 さえっちのうるうるした目に見つめられ、遥君は頬を赤くした。そして目をきょろきょろさせる。 惚れっぽいな、遥君。

「じゃあ今度さ、宮野さんを紹介してよ」

 莉以君の無邪気な声。

「え、まぁ、いいんだけど、宮野さんがいいって言ってくれるかどうか…」

 遥君の言葉に、莉以君は無言の圧力で「OKって言えや」と伝える。

「…分かった…。今度宮野さんを僕の家に招待するよ」

 おっ!流石莉以君!ミサちんから引き継いだのかな、その有無を言わせぬような無言の圧力!

 ちなみに私とミサちんとさえっちが『恐怖の大都市』内で使う必殺技、「誰も寄せ付けない無言の圧力」はミサちんから来ている。

「じゃあ、待ってるよー!」

 その日は、莉以君の期待と共に締めくくられたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ