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小学生の恋物語。  作者: けふまろ
旅行
43/95

畑野清香の事情説明

 私こと、畑野清香は、現在クラス一のイケメン、遥君のお誘いでキャンプに来ている。

 私は、一泊二日のこの旅行に、萩尾も行くと聞いて、実は昨日の夜からあまり寝れなかった。

 

 何故なら、私は萩尾の事が好きだからだ。


 別に付き合いたいとかそういうことじゃない。

 たとえ相手が私の事が好きじゃなかろうと、一緒にいたい。そんな感じなのである。


 付き合うといえば、私のクラスに、リア充が誕生した。

 その名も、砂月加奈。

 ツインテールの、思いやりのある女の子である。

 その子が年下の森川想太とラブラブのカレカノに…。


 なってなどいない。

 いやそもそもあの人達は付き合うということを考えているのだろうか。

 普通両想いになったら付き合うっ! というのが私の中での常識なのだが。

 常識というのは違うものなのか…? いや皆がそう思ってるから常識なのか。だったら私の考えは常識的なのか個性的なのかどっちかなのだろう。

 

 まぁ加奈さんと想太君はお似合いなんだけど、私は萩尾とお似合いではない。

 どちらかというなら、私は地味系女子ではなく人気者系女子だけど、全然可愛くない。

 萩尾はまぁ、決してイケメンじゃないけど、皆を笑わすムードメーカーで、流行に敏感だ。運動会の時は、放送の声がでかくて皆の迷惑になったけど、クラスの問題を解決したり、泣いている人には優しかったり、色々な人と仲良くできて、本当に良い人だと思う。

 大人ならもっと仕事が出来る、とか、お金持ち、とか、無職は駄目、とか、そんな結婚とか一生のパートナーを見付ける為にメリットだけを探し出すけど、小学生の淡い恋、青春さ。大目に見てくれよ。

 

 萩尾に恋している女子は、実に極少数派だ。

 大半は遥君とか、二番目ぐらいにイケメンの神田君とか、そっち方面で、萩尾の事が好きな女子はそんないない。

 私はその少数派で、萩尾の優しさに惹かれた人なのだ。


 そんな私は、今まで気付かなかった。

 実は先輩達の間で、密かに萩尾のファンクラブが出来ていたのだ。

 その先輩達に、クラブ(私と萩尾はテニスクラブ)の時間に「こんな子が萩尾君と一緒のクラスなんて、萩尾君が可哀想だわ!」とか言ってきた。確かに先輩達の方が、お洒落だし、噂には『ニコ☆らぶ』の読者モデルの知り合いがいるとかいないとか。

 そうしてその先輩達にテニスラケットを片付けといて、と言われたりする。

 そのときは萩尾も手伝ってくれたりした。…これも優しさなのだろうか。でもそれを皆にやっているとなると、ちょっと悔しいというか、悲しいというか…。


 ◆◇


「清香! 大丈夫?」

「わっ! って、萩尾?」

 私はボーっと突っ立っていたらしい。

 今はバーベキュー。萩尾が私のお皿に、焼き上がった肉を盛り付けている最中だった。

「ずっとボーっとしているから、何かなぁって」

「だからっていきなり叫ぶことはないでしょう。あー、運動会のあの超デカイ大声の放送思い出しちゃったじゃない」

「ひどいっ!」

 萩尾は涙目になりながら、私に舌を出した。


 やがてバーベキューが終わって、皆が就寝するところ、私は萩尾を自分のベットへと呼び出した。

何か、この物語には美少年とか美少女しか出てこないな。

それに比べたら「さようなら」は顔面格差のない平和な物語だよな。内容物騒だけど(宣伝)。

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