かかってこいやぁ!&心愛が!?
昨日貸してた3DSを返してもらったら、お返しに豪華なお菓子が4個詰まってました。家族全員で沈黙しました。
肝試し…。私は想太と組むことになった。
可愛らしい想太と肝試しをするとなると、嬉しいのも嬉しいのだが、また別の、恐怖が襲ってくる。
両想いだったとしても、先輩後輩に変わりはない。ここは先輩として、後輩にいいところを見せようではないか!
「さ、さささささささぁ、来い! お化けめ! 幽霊め! 来い! 想太と加奈が相手だ! 美少年が隣にいるんだぞ!」
想太は私を白い目で見つめた。うるさい、私は肝試しが怖いんだからな!! 自慢できるわけじゃないけど!
「よし、まずはあっちの林の方へ行ってみよう!」
私は想太を引っ張って歩いていた。
ものすごく怖い。
夜の大都会はすごくいい世界だと思う。夜の空気も、夜の気温も、夜の寒さも、夜のにおいも。
だけど、今は。今は!
無理だ。暗いし怖いし。最恐だ。
「加奈、大丈夫?」
想太が聞いてくる。どこが大丈夫だ、あぁん?
とりあえず大丈夫だと言っておいたが、いつ嘘だとバレるか不安だ。
「夜の空気っていいなぁって思うでしょ?」
「今夕方だよ?」
ヤバイ、話を持っていきすぎた。
今、バーベキューの前の、肝試し中だった!
バーベキューの時間こそが夕方のときだった。
気付くべきだった!
「もしかして、加奈って天然?」
想太に言われたら、生きてけない。…いや、生きてけないわけじゃないけど、ちょっとショック。
クールで頼りになる先輩を目指していたのに、ショックだよ、ちょっと。
「まぁ、天然な加奈もいいんだけどさ!」
想太は微笑んだ。
「想太、その笑顔、プライスレス!」
私も想太に微笑んだ。
「リア充め、イチャイチャするな!」
ふと、心愛さんの声がした。
でも何となく、声の高さとかは似てるんだけど、雰囲気が違う…というか…。
「心愛さんの声? …何だろうね、うるさいな」
想太が声のする方に目を向ける。
「心愛さんが、4人?」
心愛さんが、4人いた。




