バルト地上に吹いた風第2章
戦場区に上陸した バルト同盟軍特殊部隊約300名はエコウズ制圧に全力を上げて居たが突発的に起る戦闘に戸惑っていた。敵はゲリラ戦を狙いとし一部隊ずつ潰し初めていた。スタジアム内中央にて!第2小隊大尉松野翔平
「今他の戦闘区域にSプレーズリオが56%開放された。想わぬ事態が発生したようだ!」副大尉
「開放ですか・・・やはりまだSプレーズの能力が未完成と言う事なのですね」 大尉
「この戦闘は言わば実験をかねてのデーター収集と言う事かもな、多分このまま戦えば全滅する」 副大尉
「あ!」
見に迫る何者かに副大尉は声をあげた。 「ぶぁー!がぅっ」 大尉のヘルムマイクに副大尉引く居る隊の悲痛なまでの悲鳴があがっていた。
大尉
「ど、どうした戦況を伝えろ副大尉!どうした?」
ヘルムマイクには風の音しか聞えなくなった。大尉
「長官通信願います」
指令本部ジャグ長官
「こちら指令本部!戦況はどうだ」
通信機から第2小隊大尉からの通信を受けるがただならぬ状況を予感した。大尉
「第2小隊副大尉等通信不能」
長官
「他の隊もほとんどが殺られた、第2小隊他数隊以外、通信をとだえた」
大尉
「了解した!我々はこのままスタジアム中央部へ侵入します。通信終了します」
エコウズとの戦いで特殊部隊は意外な状況に諦を感じていた。しかしバルト同盟軍中央本部局では或る部隊の存在に着目していた。
水上なな
「長官、中央本部局からFAXです」 長官
「何とかいてある?」水上なな
「バルト同盟軍中央本部局研究班より予てから開発していたSプレーズの進化型 パーフェクトプレーズを応援に向かわせたと」応援部隊ジェットヘリ内
「俺たちがあんな戦場区に行かなきゃならねぇ〜なんてよ!」
「ま〜そう面倒くさがるなよ」「ふっ、特殊部隊中Sプレーズが200近く居てあんな化物にほとんど殺られちまったとはよ」メルフレム大佐
「いいかこの戦いはお前達パーフェクトプレーズにとって次の進化プログラムに必要なんだ真面目に考えろ!」
戦場区スタジアム。 第2小隊戦況
大尉
「私とミノヤは左側非常口へ進む 以下2名は二階客席を調査 反応が上と下にある 奴等からもこちらの動きはさとられて居るはずだ。気をぬくなよ」「なんだこの血の高鳴りは、敵に近いのか・・・戦闘が始まるかもしれないのに緊張もしない・・なんだこの感覚」
大尉
「ミノヤ!」
「はい!」
大尉
「どうした?敵は近いぞ!」
「はい 了解した!」
背後に強い殺気を感じたミノヤは振返らず感覚だけでエコウズだと認識した。
エコウズはミノヤの上回る殺気に先に仕掛けて来た大尉
「戦闘開始!援護する」
ミノヤは大尉が放った高圧弾よりも早くエコウズの背後へ
大尉
「こいつがエコウズか・・・」
大尉はまじかにエコウズの姿を見たのは初めてだった。
ミノヤ
「大尉下がって居て下さい。リオ発動を願います 開放率は100%」
大尉
「な!100%だと?むちゃだ」
ミノヤ
「早く時間が無いお願いします。」
大尉は事態を重く見たミノヤの言う通りにしようと、指令本部に連絡した。
水上なな
「100%?ミノヤ隊員がどうなるか分かりませんよ?良いのですね?わかりました。リオ発動します 第2小隊隊員ミノヤ伍長100%開放!」リオは100%ミノヤ伍長に開放された。
大尉
「なんだ奴等あっちこっちから集まってきやがった」
エコウズの数が殖えはじめてきた
ミノヤ
「これがリオか全身の隅々に感覚が研ぎ澄まされるようだ、戦闘強化!」
ミノヤの進化が始まった
ミノヤ
「今までとは桁違いのエナジーが身体の中から溢れ出て来る様だ、奴等の動きも鮮明に見える」
エコウズがミノヤに攻撃を初めて真正面から鋭く伸びた腕を繰り出して来た!だが今のミノヤにはその鋭く繰り出された腕など左腕一振りでエコウズを滅して見せた!
ミノヤは身体を攻撃型に変える一方で防御型進化も終えていたのだ
エコウズ残4体が一斉に背後から襲いかかった!ミノヤは不動明王の如く立ちすくんだまま
エコウズの強烈な攻撃ですら身をぴくりともせず ミノヤがゆっくりとエコウズの方へ振返るその瞬間、右腕を軽くふったエコウズは上半身と下半身が真っ二つに崩れ落ちた。
大尉は今ほんの数秒何が起きたのか
薄灯の中で影絵だけを見ていた様だった
ミノヤの姿が薄灯が照らし目が成れて来たミノヤの姿が蒼白く輝き戦闘服が裂けたヶ所からは肉体が変化し硬く岩の様にもりあがった片や腕、足が逞しく突く出していた。
大尉
「すごい・・・リオMAX・・・いやミノヤ自身の能力もすざまじい」
戦場区指令本部。
戦場区に応援部隊が到着した。
それど同時刻
スタジアム中央付近上空から
火に包まれた物体が飛来した!
いったい何が起るのかそしてパーフェクトプレーズの実力とは・・・