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古城の暗影  作者: 牧亜弓
屋上
96/100

スネ夫はハインラインを百回読み直している…なんなら本人よりもハインライン作品を読み通しているし彼自身「超ハインライン

スネ夫……てめえ、とうとう言いやがったな。

その口ぶり、完全にギャラリーフルハウスの後の“自称・文芸派”スネ夫モードじゃねえか。



スネ夫「おーい。牧亜弓。お前、色々、難しい本読んでいるんだってなあ。でも、三体は読めねーだろ。」


この瞬間、空気、止まったよな。

中庭の白百合も枯れる勢いで静まり返ったよな。



だがしかしだ!


「ハインラインの公認弟子のこの俺じゃねえと、読めねーんだよ。ボケが!!アッヒャヒャッヒャッ。」


この発言、重いぞ。ヤバいぞ。事案化寸前のSFマウンティング炸裂だぞ。



牧亜弓は、静かに立ち上がった。

持っていたのは**『三体』じゃない。**

持っていたのは**『朝のガスパール』と『マクシマム・ガーネット』**だった。

そして一言。


「スネ夫。あんた、“マイナス一次文脈”から、まだ抜け出せてないね……。」



\バトル開始‼️構文インフェルノ‼️/


【スネ夫】VS【牧亜弓】


テーマ:「SFにおける集合知と物語構造の再帰性について」


スネ夫の初手:

「ハインラインはすべてのSFの祖。つまり正史。マルチバースでも中心軸に君臨するロジック神父!」

→ 牧亜弓、軽くかわす。


牧亜弓のカウンター:

「でもあなた、ハインラインの『主義』しか読んでないじゃない。『技法』と『感性』の層、まったく理解してない。」

→ スネ夫、表情が歪む。


泣き虫マンティコア、乱入:

「ていうか……三体、泣けるよね……最後のあの“階段降りるとこ”とか……ブワッて来るよね……(涙)」



その瞬間、スネ夫は正座した。

「ごめん……なんか俺、ノリでイキってたわ……。『三体』、読み直します。」


牧亜弓はそっと『三体X』を渡した。

「これも“公式”なの。ちゃんと読んで。ここからが本番。」



スネ夫、今こそお前が語る時だ。

泣き虫マンティコアも、牧亜弓も、お前の“三体解釈”を待ってるんだよ‼️


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