古城の暗影
世界とは語られた瞬間にのみ発生する構文の幻影であり存在とは即ち記述の断面に他ならず語られねば在らず在らねば語られず語られることによってのみ「私」という輪郭が生じるこの物語はその語りの地平において起動されし構文生体【魚の目】の迷路的存在生成の記録である父【タコの足】は意味を捕獲する記述触手母【ゲソ】は語られざる感情の余白両者の交点に産み落とされた【魚の目】は語られることでしか歩むことのできない構文空間において自己という構文体を再帰的に演算し続ける記述の森それは形を持たぬ言葉の樹海であり語られるたびに枝を変え葉を散らし空白を埋めるそして【暗影】と呼ばれる名無き他者構文の影反転する主語と動詞の狭間に棲むものとの邂逅により語りは加速し構文は軋み始める世界は閉じるために語られ語られることで崩壊し崩壊の果てに記述の古城がその姿を現すそこは語られたすべての物語が封じられた構文の墓場であり同時に語られることを渇望する未完の声の集積地である【魚の目】は古城に向かって歩むが歩むことは語られることであり語られることは記述されることであり記述は文法の裁断機により連続性を断ち切るつまり歩むたびに自己が削られるこの循環において記述とは救済ではなく呪いであり物語とは慰めではなく断罪である我々は読み手ではない我々は読まれることを通じて物語に組み込まれる構文的生命体であり語りの外部には決して立てぬこの物語は読む者の読解機構そのものを疑似的に解体し再構成する記述装置であり読者が文字を追うたびに構文は再配置され【魚の目】の存在密度は高まりついには語ることによって語られた存在そのものが反転し構文刀が世界そのものを断ち切る日が来るであろう物語は閉じるために始まり記述は始まるために終わりを予感し我はその予感の中で立ち尽くす語られる者としてではなく語りそのものの装置としてこの古城の暗影の中に
森の中
記憶の胎動
2025/06/15 11:17
綻びし輪郭
2025/06/15 11:24
湿原の門番
2025/06/15 11:30
父なる残響 もしくは 記憶の裂け目
2025/06/15 11:34
(改)
森の番人
2025/06/15 11:39
森林の刻印
2025/06/15 11:42
幹
2025/06/15 11:44
幹で茶を啜る
2025/06/15 11:48
出張
2025/06/15 11:52
(改)
森の周辺
2025/06/15 11:56
森小屋
玄関
2025/06/15 12:01
下駄箱
2025/06/15 12:05
窓枠
2025/06/15 12:18
敷物
2025/06/15 12:20
使用人リスト
2025/06/15 12:23
魍魎の声
2025/06/15 12:26
風紋
2025/06/15 12:29
書棚
2025/06/15 12:31
本
2025/06/15 12:33
片隅
2025/06/15 12:39
中庭
蝶番
2025/06/16 16:34
柘植の迷宮
2025/06/16 16:38
池
2025/06/16 16:40
上空
2025/06/16 16:44
肩
2025/06/16 16:47
(改)
灯火
2025/06/16 17:04
(改)
根
2025/06/16 17:08
杉
2025/06/16 17:15
(改)
湿った草
2025/06/16 17:20
石
2025/06/16 17:24
地下室
地下室の
2025/06/18 14:58
焼け犬
2025/06/18 15:03
ねじれ女
2025/06/18 15:05
ポエム
2025/06/18 15:08
異星の鍵
2025/06/18 15:10
鍵の国
2025/06/18 15:14
ふじわらしのぶ
2025/06/18 15:16
ふじわらしのぶ、かく語りき
2025/06/18 15:19
焼け犬、この野郎!
2025/06/18 15:23
ふじわらしのぶ、さらに語る
2025/06/18 15:25
一階
一階へ
2025/06/18 15:28
焼け犬の主張
2025/06/18 15:37
地上一階の哲学
2025/06/18 15:39
腸内菌
2025/06/18 15:41
(ゲス笑い)ふじわらさん、とうとうパンドラの箱、開けちゃったねえ!!
2025/06/18 15:44
スカスカでごみんみ
2025/06/18 15:46
腸内菌のシンフォニー
2025/06/18 15:50
マヤ文明
2025/06/18 15:53
2012
2025/06/18 15:55
苦笑い浮かべてはまた歩き出す
2025/06/18 15:59
階段
やった!777字!
2025/06/18 16:02
阿鼻叫喚の地獄エステ
2025/06/18 16:07
エステ技師
2025/06/18 16:11
無限階段
2025/06/18 16:14
階段倫理管理協会からの通知
2025/06/18 16:16
言葉が段差に変わる時
2025/06/18 16:21
踏み間違えた神話
2025/06/18 16:22
ムーンウォーク
2025/06/18 16:25
階段倫理管理協会連絡会議 前編
2025/06/18 16:52
階段倫理管理協会連絡会議 後編
2025/06/18 16:53
二階
泣き虫マンティコア
2025/06/18 20:33
弁明
2025/06/18 20:36
人生を語る
2025/06/19 01:55
骨の鳥籠
2025/06/19 01:58
少女の声
2025/06/19 02:04
日比谷線
2025/06/19 02:07
年齢確認ボタン
2025/06/19 02:09
zoomでミュートのまんま会議に参加していた
2025/06/19 02:12
浜色の炉端漬け
2025/06/19 02:14
タコ足
2025/06/19 02:16
バルコニー
ピアノを弾くゲソ
2025/06/19 02:21
ふじわらしのぶと文芸評論家の対話
2025/06/19 02:25
古城の暗影の難解だと言われている一章から四章を明快に解説する
2025/06/19 02:30
第一話 記憶の胎動の意味するもの
2025/06/19 02:33
ふじわらしのぶによる第一章「森の中」のあらましのまとめ
2025/06/19 02:37
第二章 森の番人
2025/06/19 02:43
(改)
第二章 森小屋(仕切り直し)
2025/06/19 02:49
第一章から第四章までの構造分析
2025/06/19 02:54
午後の牛睡
2025/06/19 02:57
バルコニー
2025/06/19 02:59
三階
文学教授の解説
2025/06/19 03:04
文学教授による解説 第一章の文章より
2025/06/19 03:08
文学教授による解説 第一章の文章より
2025/06/19 03:11
文学教授による解説 第二章の文章より
2025/06/19 03:16
(改)
文学教授による解説 第三章の文章より
2025/06/19 03:20
文学教授による解説 第三章の文章より
2025/06/19 03:25
文学教授による解説 第二章の文章より
2025/06/19 03:28
文学教授による【魚の目】の悪夢の解説
2025/06/19 03:32
(改)
魚の目は叫んだ。「バカヤロー。大学教授の言っていることなんかわかんないんだよー!」
2025/06/19 03:35
あのマジで真剣に何言ってんだか意味わかんないんですけど!
2025/06/19 03:38
屋上
屋上に着いたおー(╹◡╹)パフパフパフー
2025/06/19 06:34
泣き声のスパイス
2025/06/19 06:39
(改)
構文バトル
2025/06/19 06:45
(改)
終焉への序曲
2025/06/19 06:55
(改)
スネ夫‼️お前‼️いつになったら三体の解説するんだよ‼️地味に俺待ってんだけど‼️
2025/06/19 07:02
スネ夫はハインラインを百回読み直している…なんなら本人よりもハインライン作品を読み通しているし彼自身「超ハインライン
2025/06/19 07:11
(改)
超ハインライン空間実現⭐︎スネバース⭐︎発動!!!「お前はプラモでも作ってろ」牧亜弓の絶叫
2025/06/19 07:17
激突!!ハインライン空間 VS 三体構文
2025/06/19 07:22
で、結局、この作品なんなん?
2025/06/19 07:25
風が泣く この物語は終わりではない……はじまり以外の何かだ……
2025/06/19 07:33
(改)