表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

98/164

辺境伯の街の商会(お店)

みなさんの目にとまりお読み頂ければ嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。


(閑話になります)


こちらの作品はカクヨムさんでも投稿させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

side 主人公


 森の洞穴でいつも通りに目覚めると、昨日魔法で作ったばかりの真新しいワンピースとズボンを身につけた。靴も採取に履いていけるように、柔らかい皮のブーツにする。


 じつはほかにも昨日は買い物をしていた。白い上質な綿のような生地や麻のような生地、絹のような生地を買っておいた。


 これらで下着や肌着類を作るつもりだ。創造のスキルも使うほどにレベルが上がるので、小さな事でもどんどん使おうと思う。


 前世の記憶のあるわたしは、ゴムの便利さが忘れられない。着物を着ていても苦にならないわたしだが、洋服だと伸縮するというのは重要だ。


 着物は布と紐(帯も長くて幅の広い紐と思えば)で成り立っていることを考えると、着物すごいと改めて思う。しかし洋服だとボタン、チャック、ゴム、ベルト、いろいろな要素が着心地に加わってくる。


 一概にどちらにも優劣をつける気はない。わたしは和服も好きだったし、母が日本舞踊や三味線をやっていたからか自分でも箏や鼓を習ったりしていたくらいには日本の文化も好きだが洋風も好きなのだ。


 しかし下着はやはりフィット感と肌への負担の軽い物がいい。やさしくて適度にしっかり包む感じが恋しい。


 ということでこの世界の下着事情の調査はこれからだが、わたしは創造を使って下着を作る予定だ。その際魔物の素材が大いに役立ちそうでよかった。


 攻撃力の強化のためにも、狩りを頑張っていたのだが売ることができなくてお肉以外は貯まる一方だったのだ。


 もう少し街に馴染んだら、アイテムボックスの中の素材を買取してもらえるように考えるつもりだ。今はなりたての冒険者見習いでもおかしくない採取品だけ納品して信用を稼ごうと思う。


 ワンピースの上からマントを羽織り、カバンを斜め掛けにしてフードも被る。腰に巻いたベルトに吊るした小剣とベルトに沿って仕込んだナイフ。


 かわいらしいマント姿のわりに、しっかりした装備のわたしはギルドで借りている部屋に転移し街から外へ歩いて向かう。


 初心者向けの採取エリアは、冒険者ギルドでの初心者講習で習っているので道に困ることもない。道は歩きやすく、危険もほぼない。


 明るい林の辺りまで来ると、わたしは鑑定範囲を広げて採取を頑張ることにした。見える範囲で有益な薬草や香草を摘み取る。少しづつ、根も残し、また採取できるように。


 わたしはあくまで初心者らしく、ウロウロしながら採取して行く。上位ランクの冒険者なら、スキルや身体強化を使って移動時間や移動距離を稼ぐところだろうか。


 わたしはそれなりの数が集まったので街に戻り、ギルドで納品してすぐに対価をもらう。受付の人が、よく見つけたわねと褒めてくれたのでまずまずの成果なのだろう。


 そのあとは、広場で串焼きを食べたら商業地区へまた行くつもり。昨日は宝飾品を扱う商会まではいけなかった。


 わたしは自分が手慰みで作った品が、いくらくらいになるのか興味があったので何ヶ所か見せて周りたい。


 商会だけではなく、魔道具を扱うお店にも見せるつもりだ。作っていて浮かんだアイデアを盛り込んだ物もあり、評価が聞きたい。


 食べ終わると人目につかない場所で、クリーンを掛けて身なりを整える。冒険者らしいカバンからポシェットに、小剣を吊るしたベルトを外してアイテムボックスから別のベルトを腰にまく。


 冒険者らしい地味で重たいマントから、軽くて淡い色のマントに変えると貧民よりの冒険者から中流階級くらいの裕福な市民に見えるはすだ。これらにかけた時間はごく僅か。


 まずは敷居の低い小売のお店をチェックしていく。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

たくさんの作品がある中で

お忙しい中お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ