↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/164

王都は大変

みなさんの目にとまりお読み頂ければ嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。


こちらの作品はカクヨムさんでも投稿させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

side 主人公


 わたしは少し早めに起き出し、小鳥にパンくずを用意する。ここは森の洞穴だ。やっぱり落ち着くなぁ。


 あの後宿に戻ってもよかったのだが、なんとなくこちらで寝たくなった。なんの喧騒も聞こえない静かな森。ここはわたしの始まりの場所で大事な場所だ。


 さて宿に戻って食事をしよう。宿の食事も楽しみなのだ。


 宿の部屋に特に変わった様子はない。昨夜わたしが抜け出したことも、騒ぎになっている気配はない。


 食堂に降りていくと、配膳がはじまっておりテーブルの隅の席につく。焼きたてのパンの匂い。柔らかそう。よく煮込まれた野菜中心のスープ。サラダと焼いたベーコンと卵。


 なんという贅沢。幸せ!あっ、若者の分も一応確保する。なにしろ人数に入っているし、宿泊料金の内だもの。


 それにお腹空かせているかもしれない。あとから文句を言われるのがイヤなわけではない。


 今日はこの後すぐ王都に出発する。昼頃到着予定だ。そのまま広場で回復できればいいが、その場合翌日行うのが今までの流れだ。


 だが場所が王都なので、謁見が先の場合もあるだろう。


 というか、罠とかないよねぇ?謁見したら捕らえられたとか?魔法を掛けられたりとか?


 一応この道中は、辺境伯肝入りで冒険者ギルド、商人ギルド、職人ギルドの後押しがあるのだが。


 わたしは馬車で移動したフリをしつつ、例の如く隠蔽の魔法で王都の上空から観察。王城をさらに千里眼でみる。


 王都にも守護の結界が張られているのはわかる。


 でも、のたうちまわる蛇のような呪が混ざっているのは論外だ。なんだこれ。精神干渉か?鑑定すると、判断力が低下して他者のいいなりになりやすくなるらしい。


 へぇー。そうなんだ。じゃ、まずこれからかな。


 呪詛返し。ポピュラーだよね。


 でもついでにわたしのには、呪詛を命じたものまで追跡し、1人残らず全身から血を吹き出して最後の一滴が絞りとられるまで、身体全身がネジ切られるような苦痛に苛まれるという念入りな仕様となっております。


 すごいでしょう。ちゃんと諸悪の根源まで追跡して成敗するの。トカゲの尻尾きりはダメよ、ということなんだよね。

 

 おお〜。なんだかすごい騒ぎになってきたみたい。


 つぎは、あれっ?隷属の魔道具をつけている人がなんだか多い?


 これもアウトだね。偽装の魔法を解除!隷属の魔道具も解除。ついでにこれも呪詛返しっと。こちらはどんな事情か取り調べが必要かなぁ?


 だから呪詛返しの内容は、意識をまず奪うこと。嘘をつけなくなること。隷属をさせた相手に危害を加えていた場合、肉体的、精神的の違いに関わらず倍返しっと。


 それにしても、王都あちこちに設置されている魔法はなにかなぁ。えっ、魔力を奪う魔法?なにそれ?そんなのまで設置していいの?って誰だよ、設置した奴。


 これも呪詛返し?でもこれ、実際に設置した人はただの技術者?みたいだから、追跡して命じた人だけにしておくか?ただとても微量なのよねぇ。一応効力を加減して。


 追跡して用途がはっきりしてからいろいろ決めよう。


 ほかには?昨日の夜は気づかなかったけれど、人身売買の組織みっけ!


 どうしよう。そうだ。スケルトンナイトさん、投影!投影!投影!


 よし、騎士団や兵士たちにお任せだ。悪い騎士団だったらお仕置きだな。よかった。まともそうな騎士団だ。あれっ?まともじゃない奴らもいるようだね。


 それならまともじゃない奴らにレベルなんて必要ないよね。まともな方に移譲っと。身体強化や魔力、スキルを奪いとり、ぺっとまともな人に付ける。


 あと生命エネルギーを奪っておく。騒がれたら面倒だから。まだ殺さないよ。ちゃんと調べてからね。


 もし冤罪ならちゃんと返してあげる。でも皆ほぼ黒いからきっとそれはないね。


 そうだ、人身売買で囚われている人たちのなかに獣人さんとかいるかなぁ。いそうだなぁ。どうしよう。ちゃんと扱ってもらえるかなぁ。


 というかこの人たちも回復の対象じゃない。宝珠持っているもの。なんで使わなかったのかなぁ。周りが同胞だからか?


 じゃぁ、追加で神託もどき!みんな一緒に一度島へ!でも帰る場所があるならあとで送るよ!っと。


 これで宝珠を使ってくれるかな?


 あっ、人身売買の被害者がいなかったら無罪とか?ないよね。一応、一味の生命エネルギーを枯渇させておこう。

 

 あと気になるのが、王都のところどころ黒いところ。


 まずスケルトンナイトに投影させて。悪辣領主ってことかな?じゃぁ、粛清っと。黒さに合わせて重力制御すると、身体がペシャンコや半分ペシャンコか、部分的にペシャンコか、身体の機能不全かにわかれる。


 どのくらいの人たちが多いのかな。


 なんと貴族以外にも黒かったとは。黒いのを粛清してたら貴族以外にもいたようだ。まぁいい。どのみち掃除はするのだから。


 実をいえば、スケルトンナイトの出現で悪事が露見して逮捕、処刑されるケースが多いのだ。


 今までにすでにかなりの数の討伐が行われている。大陸中でだ。


 この悪事を放置するような為政者の場合、民衆が決起して打倒するパターンも起こっている。


 つまりスケルトンナイトが現れたことで、かなりの死者が出ている。


 悪事が即座に白日の元に晒されるので、救われる者たちも多いのは間違いない。


 はじめスケルトンナイトは、回復の儀の目眩し、抑止力、浄化といった役割を考えていたのだけれど、なんだか天誅まで加わりどんどん淘汰が進んでいる。


 この大陸以外の場所ではどうなっているのだろう。


 クーデター?革命?もしかして、あちこちすごいことになっているかも。


 もしかしてわたし、この大陸をサッサとなんとかして他を見に行くべきなんじゃ?


 一応やらかした本人なので、責任とか?


 いやいや、そんなに背負ってどうする。そもそもまだ教会にいるかもしれない人々のことや、潜入している若者のことや謁見とか回復の儀もやってないじゃない。


 どうしよう、罠とか排除するつもりが予想外に王都がひどいせいで、すごいことになってしまった。


 もちろん悪いのは悪が蔓延る王都だけど。


 



 



 

たくさんの作品がある中で

お忙しい中お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。