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緊急クエスト受注

みなさんの目にとまりお読み頂ければ嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。


こちらの作品はカクヨムさんでも投稿させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

side 主人公


 ロビーにはギルドの職員の何人かと、魔法使いや戦士が何人も集まっていた。てっきり高ランク冒険者たちを召集するのかと思っていたから驚いた。


 でも考えたら、スタンピードの対応は難しいだろう。完全にコントロールできるものでもないし、だとしたら戦力の把握と周囲との連携が重要だ。要所要所に的確に配置しないと、被害が拡大してしまう。なにしろ通常であれば戦力というものは有限なのだから。


 わたしたちを引き合わせながら、状況を確認するギルドマスター。隣国のダンジョンから湧き出した魔物たちが荒野を移動中らしい。あと2、3時間で砦に到達するという事だ。砦の背後は街になっていて、外壁など強化を始めているそうだが間に合わないし強度が圧倒的に足りない見込み。現地で住民の避難や負傷者の対応を行う、とふむふむ。


 「よろしくお願いします。わたしが皆さんを街へお送りします。」わたしは挨拶をしてギルドマスターに帰りはどうするのか聞いてみた。


 「おう、みんなよく集まってくれた。早速隣国に向かってもらうが、用意はいいな。今回はサブマスも同行する。向こうのギルドともしっかり連携しながら、サブマスの指示に従ってくれ。」


 「みんな、よろしく。今回は雛鳥のリーダーたちと討伐をメインで同行するが、向こうのギルドや隣国の騎士団と随時情報共有していくつもりだ。みんなも常に周りの動きに注意しておいてほしいかな。定期連絡はもちろん、何かあったらすぐ連絡してくれ、いいね。」


 「わたしからもよろしいですか。討伐方面の対応はわたしたち3人とサブマスにお任せいただいた方が思い切りできます。現地は混乱していると思いますし、魔法使いの方と護衛を兼ねた戦士の方が組みになるのはどうでしょうか?ある程度まとまっていた方が、安全を確保しやすいように思うのですが?」


 ギルドマスターとサブギルドマスターが軽く視線を交わして頷く。


 ギルドの職員から辺境伯領のギルド所属の腕章を渡された。夜間でも光って目立つ代物だそうだ。ついでに簡易の通信機も兼ねているのと、いざという時の救難信号も打ち上げられるらしい。


 わたしはギルドマスターに鬼人の少年を雛鳥の世話役に引き合わせてほしいと頼み、出発することにした。一刻の猶予も本来ならないはずだ。周りの皆が不安を抑えながらも緊張している。


 ギルドマスターはさすがにゆとりのある様子を保っているけれど、内心は被害を考えて心を痛めているだろう。わたしにもそのくらいは分かるよ。

 

たくさんの作品がある中で

お忙しい中お読みいただきありがとうございます。

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