辺境伯領の雛鳥たち
みなさんの目にとまりお読み頂ければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
(閑話になります)
こちらの作品はカクヨムさんでも投稿させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
said ある冒険者見習いの少年???
リーダーたちとダンジョンに潜るようになって稼ぎが安定した。おかげで毎日しっかり食べられているし、少しづつ蓄えもできるようになった。
リーダーたちと行動を共にするようになって変わったことは他にもある。俺は剣を使っていたが、リーダーから槍を試したらどうか?と勧められたことがきっかけで武器を槍に変更したことだ。
リーダーの助言は的確で、やってみると全然違うことが多いのだ。そうやって自分の武器を変えてから、凄く強くなる奴らが出てきた。
俺は前よりちょっと動けているくらいだが、向き不向きをリーダーは分かるらしい。各自の持ち味が活かせるようになって、俺たちはもっと確実に獲物を獲れるようになった。
毎日に少し余裕が出てくるとリーダーは皆に交代でギルドの講習を受けるように勧めてきた。受けた方が良いことは分かっていたから、リーダーの言う通りにかわるがわる受講した。
またある時は昼の休憩中に魔法の練習をした。その日の昼はダンジョンの中でも比較的安全な1階層でのこと、いい感じに使えた魔法をメインとして午後はそのまま狩りをした。
本当はしっかり休むとことも大事だと、いつもならリーダーがいいそうだ。それに魔法は扱いが上手くないと、無駄が多くなって魔力枯渇になるかもしれない。
なぜあのタイミングだったのか分からないが、あの時は上手くいった。魔力が増えるタイミングは、食事や睡眠をとった後やレベルアップしたときなどだ。
レベルが上がるとその力を馴染ませることが必要な場合もあるという。力の上昇と身体の使い方の変化は、試してみないと分からないものだ。
あの時はリーダーの指示通りにして、魔法攻撃の精度が上がったし余力を残して撤収もできたのであの感覚をよく覚えておきたいと思う。
ある時は帰りがけに明日は休むように言われたり、他の奴のときなど集合場所に行ったら帰れと言われたりすることもある。
そんな時はどこか体調がよくない場合が多く、あとから休んで良かったと思うのだった。何度かそういったことがあってから、どんな場合が無理できないか判断できるようになってきた。自分で自分の状態をちゃんと見極めことを覚えたんだと思う。
それにしても、俺に魔法が使えたとは思っていなかった。リーダーから風魔法を練習してみたら、と言われたときもまさかと思っていた。
指先からちょろっと風が吹いたのがびっくりだった。リーダーに一度できればあとは練習あるのみだと励まされて、すごく嬉しくて練習し過ぎたこともある。いきなりやり過ぎるより、毎日続けることが大事みたいだ。
それにしてもやっぱり雛鳥には魔法が使える奴が多い。なんでだろう?
たくさんの作品がある中で
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