0005 亜宮兎と変わった私 ~過去の傷編~
みなさん!
これが終わるまで、、、あと、2話を残しました。
亜宮兎と藍那の距離が急接近してますね!
後に2話でどのように変わっていくのか、考えながら見てください!
″亜宮兎となら、乗り切れそうと思った私″
でも、そんな思いを裏切るように史上最悪の日がやってきた。それは、数時間前のこと、、、
「ねえ、藍那ぁ~!やったよ!死神アカデミー、卒業したよ!」
「良かったじゃない。次は私が何を、、、。」
「其れが問題なんだ。」
「え?」
「このアカデミーは卒業すると一人前の死神=サポートが要らなくなる、、、すなわち、サポートされちゃ駄目になるという事なんだ。」
「はひ?」
「僕たちは、別れないといけない。」
は?そんな思いが頭をよぎった。整理しきれない。
私はもう、亜宮兎のそばにはいれない
救ってもらったのに、私は、どうすれば?また、人間界に戻らなきゃいけないの?なんで、、、。
もう、離れたくない。もう、彼とならやっていける!自信を持てたのに!
どうしてよ!私はようやく慣れてきて一緒に居れることにぬくもりを感じたのに、、、
「ちょっと一人にさせて。」
「ごめん。」
「ううん。別にいいよ。只、整理したいだけ。」
「うん、、、。」
* *
ごめんね、亜宮兎。
もう一人にさせたくないって決めたのに。
実は私が彼の仕事を希望したのには理由があった。
見習い死神のアシスタントマネージャーの仕事というのは、人を選べる仕事だ。
この人がいいと思ったらその人の仕事に就ける。
リストを見ていると、亜宮兎の姿が見えた。
彼は孤児院からでた人間で、誰からも貰ってもらえず、もう生きる希望を失っていた。
そこを、死神界の「人間界死神見習いスカウトマネジメント会社」の人が拾った。
逃げた。
その事実が私を導いた。
私と同じ?分かってもらえるかもしれない。
だから、亜宮兎とやっていけるかもしれないそう、思ったから。
何かから逃げた私達。彼と生きたい。彼が死神を望んでいないのなら。
私が彼を救ってあげたい。
こんな感情が沸いたのは初めてだ。
好きです。
そうだ、亜宮兎に言おう、明日、死神カフェで話そう。
もう、私が死神界に居る理由なんてない。
亜宮兎のおかげで私はやっていける。
だから、今度は私の番だって。そう、気づけたから。
人生の恩人だ。そんな人を置いていく?たまったもんじゃない。
もう、学校も怖くない。
立ち向かえる。
学校に行きたいと思える。
「ありがとう、亜宮兎。これから私、頑張る。」
こんな涙があふれてきたのは初めてだ。びしょびしょになりながら、私は手紙を書いた。
そんな私を、どこか寂し気に夕日が照らしていた。
* *
手紙?僕はちょっと驚いた。
言葉で伝えればいいことを書くの?
そんな思いは手紙を開けば消えていた。
亜宮兎へ。
私はあなたに出会うことで、幸せと言う宝石に出会えた。
私はあなたで変われた。
だから、感謝します。ありがとう。
明日、死神カフェで話があります。朝の9時に。
今日は、死神ビューホテルに泊まるから、安心して。
では。
もう、あいつが滝を降らすのが見たくない。
すぐに死神ビューホテルの先行予約をした。
さあ、私、書きながらうるっと来ちゃったんですけど、、、(´;ω;`)
みなさんはどうですか?感想から送ってください。
さて、少ないんですが、「死神イケメンを追ってきたのに、見習い死神の秘書になることになった私ですが見習い死神を好きになってしまったようで」の2をつくろうと思ってます!幸せ編ですね!
*作るかどうかは仮定状態です。