0004 亜宮兎が知ってしまった、私が死神界に来た本当の訳
今回は、藍那の死神界に来た訳を徹底的に言おうと思います!
藍那の心も亜宮兎に引き寄せられてる!
キュン(⋈◍>◡<◍)。✧♡
では、お読みください!(^▽^)/
39.2°。高熱ではありませんか‼ゴホ、ゴホ、、、、。
「ほらほら、喋らない‼藍那ぁ‼」
「ふぇ?って亜宮兎、死神学校の時間では?」
「藍那をほっとけっかよ。」
そっぽ向いてバレないように顔を真っ赤に赤らめてますが、バレてます。
さて、私は亜宮兎の死神学校レポートを書かないといけないので、、、、。
「ちょっと!起き上がらない、藍那!昨日、泣いた、、、ばっかりだから。
それに、レポートは昨日一夜漬けで続きかいたから。大丈夫。」
「見て、たんだ。」
「うん。」
そう、前話にあったように私は亜宮兎に床ドンされてから一晩中泣いていた。
なのにも関わらず、服を脱がずにベットで寝落ちしてしまい風邪をひいた。
「なんか、ごめん。」
「ううん。だって、藍那が死神界に来た訳は、イケメン死神・桜乃に会いたい訳でも、実は死神になりたかった訳でもない。そう、
逃げてきたんだろ。 」
「死神ってなんでもお見通しだね。」
「ああ。」
私がここに来た訳―、それは、この世から逃げるためだった。
私は高校二年。5クラスある中の一番頭のいい、進学Ⅲクラスにいた。
3年間、同じクラスが故に、女子オンリーだった為、いじめコールなどの対策は徹底されていた。
でも、その徹底っぷりを裏切る様にいじめる側の対策も徹底していた。
それで、いじめの標的になってしまった私。
そんな中、私の愛したお母さんが亡くなった。
私は、お母さんに宥めて貰ってなんとか乗り切った1年。
でも、もう限界が来ていた。
2年になり、新しく、天音雫 阿杏李【あまねだ あんり】が転校してきた。
その、天音雫さんはリーダーシップの強い女の子で、
転校早々生徒会長、書記、学級委員、学年委員、生徒会委員長、図書委員長、行事委員長、全校改革委員長、いじめ対策委員長、、、全校にある、いわゆる、「えらい地位」を全て制覇した。
でも、褒める人は誰もいなかった。
なぜなら、みんな天音雫さんに脅されていたから。
転校した日の朝。先生が、出席表を持って職員室に行くとみんなに、【天音雫様の奴隷行動扱いマニュアル】を配った。
* *
・天音雫様と呼べ。先生方の前では、阿杏李ちゃんと呼べ。阿杏李ちゃんは気持ちが悪いから、放課後、女子トイレの個室で土下座しろ、、、、。
* *
などといったマニュアルを毎日配られ、クラスの雰囲気は地獄に陥っていた。
私は、初日にマニュアルを配れらた次の日に友達が土下座させられているのを見て、不登校になった。
死神は、未来も私の心も知っているというから、死神界に来た。
適当な理由をさがしていると、死神界理事長の桜乃がイケメンだったからそれを理由にしようと、死神界に来た、、、、。
「こんなことがあったの。」
「ふうん。だからね。」
「知ってたくせに。」
「ごめん。」
「でも、幸せ。」
「だろうな。元々、いじめられてたのにね。」
「うん。ねえ、亜宮兎。」
「なんだ?」
「ううん、何でもない。」
「なんだよ!言えよ!」
「嫌だ!」
「なにぃ!!」
私の事をよくわかってくれてる。亜宮兎となら、やってけそう。
そう、確信した私でした。
どうだったかな?
藍那っぽくなーい!突っ込みゼロ?
とか、思った人、多いのでは?藍那にも、二面性が有るんだぁ!!イエーイ!(o^―^o)
次回は、藍那と亜宮兎の距離が近くなり、関係に変化まで表れちゃうお話。
是非見てね!
このお話は、6話で最終回を迎える予定です。
(予告もなく変更する場合有り)
*このお話は、フィクションです。実際の団体、人物とは一切関係ありません。*
#全作品無断転載お断り