0003 イケメン死神に会えた、、、奇跡、、、って!亜宮兎!貴様の彼氏になった覚えはなーい!!
今回は、藍那が初めてイケメン死神さんに会うお話。
でも、後半は波乱の展開に⁉是非読んでってね!
よくわかんなかったら、見返すもよーし!
た、倒れそう、、、、。
何とか会社に出社することは出来たものの、眠気の限界は通り越しています、、、、。
それなのに、その原因になった当の本人の秘書をやんなきゃなんないんです!もう!
「藍那!」
「なふうですか!」
「大丈夫?」
きょとんとしたつぶらな瞳で見つめてきます。
「君が原因です!分かんないんですか!」
手を上げかけた途端に美男―あのイケメン死神が来てるではありませんかあ!!
「ちょっと、秘書と見習い君。そこの所は、仲良くしないと駄目だよ。」
「死神さん、ごめ、、、。」
「そ、そやつは黄昏の彼女だ!」
「そう、ごめんね。結構可愛いと思ったんだけど、、、振られちゃった。ごめんね。」
ちょっーと!!私とイケメン死神様付き合えたかもしれないのに、、、、。何て邪魔してくれたんですか!亜宮兎ぉ‼
すると、隣に居た美人さんが言います。
「も、桜乃さん、私、さくちゃんのこと振っちゃうぞ♡」
「それは、困るなあ~♡」
「「フフフ」」
なんだなんだあ!恋のライバル誕生ってかあ~!!てか変なあだ名に手に縋りついてるぅ‼
「あ、あなたは?」
「私は、この方の秘書ですわ。」
「は、はあ、、、。」
いーや、絶対彼女だろーが‼あとで、亜宮兎にお仕置きだな。
「じゃあ、可愛いお嬢さん、この見習い君大事にね。」
「はい、、、、。」
* *
「亜宮兎ぉ~‼何て邪魔してくれたあ~!」
「へ?」
また、すっとんきょな顔してくれちゃってます!
「あのお方の為に死神界に来たって言うのにぃ!あと亜宮兎が黙っていれば、桜乃様と付き合えたかもしれないのに、、、。」
「そうだったの?」
「そうに決まって―、」
「ドスン!!」
私の威力が亜宮兎を押して倒してしまった、、、、。
しかも、私が助けようとして、壁ドンならぬ床ドンされてる、、、。
いつもならつっこむ私ですが、何故かこの「見習い室」という密室でもう少しだけ、床ドンされたくなりました。
亜宮兎は顔を真っ赤にして口をキュッとしています。無言の中、秒針が7回回った時―。
「僕、君に告白するよ。君とずっといたい、君の事もっと知りたい―。君の事が好きだ。」
突っ込めない―。私まで顔を赤くして黙ってしまった。
さらに、秒針が5回回った時―。
「わ、私はあ、あなたのことが―。もう少し、同居しましょう。私が買った、プライベートルームに。
それで、考え直します。あなたのことを、もう少し、見習い死神としてではなく、本来の「人」としてー―。」
「分かった。頑張る。」
亜宮兎は床ドンしてしまった手を離し、私が作った書類を持って死神学校へ向かった。
それから、しばらく私は動けなかった。
なぜなら、顔を真っ赤にした私が泣いてしまったからだ。
* *
夕焼け空に染まった窓辺で泣いている藍那。
僕は、床ドンだなんてしたことなかったけど、彼女の心に刺さったみたいだ。
僕は彼女が大好きなムーンちゃんのぬいぐるみを持って、プライベートルームへ向かった。
どうだったかな?
床ドンシーン、、、。ヤバかったねぇ~( ノД`)シクシク…(自分で書いたくせに(笑))
読んでくれてありがとう!他の1,2や、
「僕の居場所は何時もスマホの中だった。」
前、中、後編の3部構成にした本だよ!是非読んでね♪
これからも、みーらん。のことを末永くよろしくね_(._.)__