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登場人物紹介②【第二部ネタバレ注意】

誰が誰だかわからないよ!という人向け。第二部の出来事とか、見た目の設定とか、語りきれなかった裏事情をざっくりと紹介しています。ざっくりなので文章が支離滅裂だったらごめんなさい。


こちらは第二部限定キャラや、少し顔見せした程度のキャラクターの紹介ページです。



ラクトル・イン・ペディメント(26)

イン・ペディメント侯爵家次男で、次期ペディ商会長。青紫の瞳シルバーアッシュの髪持つ容姿端麗な男。

デイビー込みで小さな頃からメルローゼが憧れていた人で、物腰は柔らかいが案外強かで優秀な商会員。

幼馴染のデイビーと結婚する為に奔走していたところ、現妃の策略でメルローゼと婚約しそうになる。

デイビーとお似合いだと慕ってくれているメルローゼの事は、妹や弟子のように思っているらしい。



デイビー・イデリス(26)

イデリス子爵令嬢。オレンジの瞳で亜麻色の髪を肩で切り揃え、眼鏡をしている。

元はイデ・アリス侯爵令嬢でラクトルとは相思相愛の幼馴染だったが、十年ほど前に現妃に粗相をした為降爵処分になり、ラクトルとは身分と派閥違いとなり、婚約は不可能となる。

家を出てペディ商会の秘書として働き、ラクトルを支えていた。

メルローゼを妹のように可愛がっていた。



ドロール(享年16)

栗色の髪と目の平凡な少年。プロムスとオーリムの親友だったが、2年前に王鳥に恨みを持つヨーピと契約し、賛同して裏切った――ように見せかけて、実は操られていた被害者。だがヨーピへの想いは本物だったらしい。

まっすぐで心優しく勇敢な人物。元移動劇団の役者で、演技一つでのし上がった実力者。周りからは天才と呼ばれていたが、本人は知らなかったらしい。

劇団が現妃に理不尽に取り潰され、大屋敷に逃げ込んだところでプロムスと、彼に紹介されオーリムと出会う。

気落ちしているオーリムを心配し、プロムスと一緒に侍従を目指していたが、途中でヨーピから父親の事を聞かされ、同情心を抱いたが故に、ヨーピの復讐に巻き込まれてしまい、命を落としてしまった。

だが、侯爵位のヨーピが死亡した事で世界に歪みが出来てしまい、死んだ後もミクスという10歳の子供の姿をした大鳥という歪な存在で生きる事になってしまう。

世界の歪みの原点だと自覚し、盛大な計画を立てて未練をなくしてから、ようやく永眠を迎える事が出来た。

波瀾万丈で短命な人生だったが悔いはないとまっすぐ言い切り、王鳥とヨーピの生まれ変わりであるピーとヨーの祝福のもと、来世に希望を託す。



ヨーピ(年齢不詳)

侯爵位の大鳥。黄金色の毛色をしていた。

甘えん坊で無邪気な性格で、35年以上前にフラーテと契約し、初めて得た自身の鳥騎族(とりきぞく)と幸せな毎日を送っていたが、フラーテが復讐心に囚われてからは、認識すらしてもらえなくなる。

それでもいつか元に戻ると信じ、寄り添い続けたものの、結局そんな日は来ないまま、フラーテを亡くした。

フラーテの息子のドロールを利用し、フラーテの意思を継ぐ事を決意したが、今度こそ王鳥に始末され、失意と悲しみの中、命を落とす。その際、世界を歪ませた。

ヨーピの生まれ変わりである双子のピーとヨーに記憶が継承されたが、双子はヨーピの意思を継ぐ事なく、またドロールに夢の中でフラーテが待ってると教えてもらい、ヨーピの記憶はフラーテと共に眠る事になった。



フラーテ(享年49〜50)

セイド男爵家次男として育った嫡男。

栗色の瞳と髪を持ち、容姿端麗。曲がった事が嫌いな正義漢。

優しいが頼りない双子の兄であるラーテルを助け、トリスというはとこの恋人がいて、セイドでは幸せに暮らしていたが、学園で一変した。

空気の悪い学園に馴染めず、正義のヒーロー『アーヴ』を結成し、学園をいい方に変えていったつもりだった。

卒業後はトリスと結婚する予定だったが、悩みのあるトリスが頼ったのはラーテルだった事にショックを受け、言われるまま浮気と断定し、2人から逃げるように傭兵となる。

ヨーピと出会い鳥騎族(とりきぞく)隊長にまでなって幸せに暮らしていたが、セイドに里帰りした際、自分とは違ってラーテルとトリスが不幸な毎日を送っていた事実に耐え切れずにまた逃亡。復讐心を燃やす事で、自己正当化した。

復讐心を燃やすあまりヨーピの事も忘れ、結局最期になってようやくラーテルとトリスから逃げた事を悔い、ヨーピを思い出し、自分の間違いを認めて命を散らした。

逃げ続けていたので、結局色々な事を知らないままだった。



ラーテル(享年48〜49)

セイド家嫡男として育った次男。

栗色の瞳と髪を持ち、フラーテと違って平凡な顔をしている。

セイドを統治しなければならない重圧をうまく飲み込めず、優しいが優柔不断だと思ってセイドで暮らしていたが、学園に入学した事でフラーテとトリス以外はどうでもいいと思っている自分の本性に気付く。

フラーテは正義のヒーローだと崇拝しており、彼がヒーローとして立つ為ならば裏で汚い事を画策する事も厭わず、そのせいでフラーテに自分は正義であるという余計な自信をつけさせたと気付いていない。

卒業後にフラーテと決別し、騙されたと知っても心を壊したトリスを見捨てられず結婚し、その際邪魔をした両親を遠慮なく嬲って殺害した。

トリス死亡後は彼女を不幸にしたトリスの両親を殺害し、唯一大切だったはずの2人を不幸にした自分を許せず、フラーテに始末してもらおうと狂人を演じる。

狂人を演じる為に囲ったソフィアリアを唯一嫌悪し、嫌がらせのように甘やかして人格を破綻させようとした。

最期はフラーテからの救いを得られず、セイドの村人を扇動したプロディージによって命を落とす。それをフラーテだと勘違いしたまま逝った。



トリス(享年21)

フラーテとラーテルのはとこの商家の娘。琥珀色の目とミルクティー色の髪を持つセイド一の美少女。

明るくて気が強く、恋人のフラーテを追いかける形で学園に入学する事を決めたが、そこで高い金を出したからもっといい男を見つけろという両親からの指示と、女子から白い目で見られている事実に耐えきれず、思い悩むようになる。

アーヴの活動によって多少マシになったものの家の指示は健在で、卒業半年前にフラーテに客がついたからなんとしても逃すなという指示に変わって動揺し、別れとセイドから逃す事を決意。

ラーテルを利用した事に心を痛めつつ、目的達成後は姿を消すつもりだったが、両親に売り飛ばされて心神喪失。その後はぼんやり生きていた。

フラーテが実は嫡男だったと知った時にラーテルを責めてしまったが、そんな事をした自分を許せずますます心を壊し、以降は曖昧である。とりあえず、貴族家嫡男であるラーテルに後継ぎが必要だという事だけは覚えていたようだ。

フラーテが帰ってきた時、村を追い出したフラーテは新たな道を歩み、トリスはともかく里帰りするほどラーテルを許した事実に安堵し、息子のティミドゥスを長時間かけて出産し、そのまま命を落とす。

最初から両親の事を2人に相談していればよかったのだと、最期まで気付かなかった。



《その他登場人物》

モード(年齢不詳)

ソフィアリア付きの侍女。おしゃれ好き。

今回は突然やってきたメルローゼについていた。

仕事柄流行に敏感なメルローゼと意気投合し、思い悩むメルローゼの相談役として、話を聞いていたらしい。


 

ベーネ(19)

ソフィアリア付きの侍女。姉弟が多く面倒見の良さをかわれ、今回はクラーラのお世話係を任された。

元気なクラーラについたものの、大鳥に混じって遊び始める破天荒さに驚き、鳥騎族(とりきぞく)となってからは身体能力が上がってついていけず、思わず涙目に。

その際協力を要請したクルスとは少しいい雰囲気になる。

クラーラに振り回されたが、悪意はなく優しくいい子なので、なんやかんやいい思い出となった。



クルス(19)

休暇中にベーネに協力を要請された新米鳥騎族(とりきぞく)。ソフィアリアにティメオの仲介をしてもらった過去がある。

突然ベーネに告白され戸惑ったものの、誤解で少し残念がる。が、惜しむ事なくベーネに協力し、クラーラに付いていた。

クラーラが帰ってからも何かとベーネの前に姿を現しているようだ。

契約した大鳥は男爵位のティメオ。ティメオはベーネをクルスの伴侶として認め、同じくベーネの前によく姿を現すようになったらしい。



パチフィー(40代)

ソフィアリア付きの侍女。今回はレクームについていた。

名前でしか登場していないが、同じ雰囲気を持つレクームと友人関係になり、紅茶の淹れ方を教えてもらったり、刺繍を楽しんだりとのんびり過ごせたらしい。



トゥーヒック夫妻

フィーギス殿下の教育係兼親のような存在だったが、11年に亡くなった――と思われていたが、ペクーニアで身を潜めて暗殺の魔の手から逃れ、プロディージを見つけ出し、セイド復興に協力していた。

ソフィアリアとプロディージ、メルローゼとクラーラの先生でもある。

夫の方は元学園長で勉強を教えてくれて、優しく厳しく導いて、ほんの少し謎かけを混ぜて自力で考える事を促し、最後は煙で巻くような話し方をする人。

夫人の方は礼儀作法の先生で、いつも優雅に微笑み、たまに突拍子もない発想でみんなを驚かせたり茶目っ気を出してみたり、明るい人らしい。

ソフィアリアに帝王学を教え、側妃となりフィーギス殿下の助けになるよう教育した。

現在はコンバラリヤの温泉地で湯治をしている。



フォルティス伯爵夫妻

ラトゥスの両親。

フォルティス伯爵は厳格そうな人物だが、貴族らしい威厳を保ちながら懐が広く、意外とお茶目。

夫人は隣国コンバラリヤ王国の侯爵令嬢で、可愛いものに目がなく破天荒を装うが、貴族夫人らしく抜け目ない強かさも持ち合わせている。

クラーラを迎え、面白いセイド一家と縁が出来て、2人ともご満悦らしい。



ペクーニア子爵夫婦

メルローゼの両親。

かなりの富豪であり、お金儲けが好きで秘密主義。

メルローゼを甘やかし過ぎたと少し後悔していたが、メルローゼが一目惚れしたプロディージが、根は悪人ではないと理解しつつもなかなかの問題児だった為、うまいことお互い中和されないかと願っていた。

なのでプロディージに対しても終始好意的であり、そんな夫婦にプロディージは頭が上がらない。



ルブル・ム・リエブリア(20)

ム・リエブリア侯爵家の三男。フィーギスの側近の一人。

赤毛で中性的な顔で小柄。病弱だと噂の姉がおり、たまに女装をし、姉になりすまして社交をし、女性相手に情報操作をしている。

大舞踏会でソフィアリアが囲まれたお茶会で、一番糾弾していたのが彼である。

今回はセイドの代官として潜入捜査をし、オーリムとプロディージと鉢合わせた。




元凶3人組の補足をしておきました。特にトリスの心境は書く機会がなかったので。


第二部までお読みいただきありがとうございました!

第三部もよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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