くまたん と うさたん
くまたんは うさたんが だいすきです。
うさたんも くまたんが だいすきです。
「さあうさたん もっとたべていいんだよ。」
「くまたん ぼくもうおなかいっぱいだよ。」
「そっかぁ。うさたんはしょうしょくだなぁ。あっ このハチミツいりのこうちゃおいしいんだよ。」
「あ ほんとにおいしいね! くまたんはハチミツとりのめいじんだもんね!」
「てれるなぁ。じゃあまたとりにいってくるね。」
こうしてうさたんは かえっていきました。おいしいものを たくさんたべて おなかいっぱいです。くまたんは いつもうさたんに ごちそうしてくれるのです。
そんなあるひのことでした。いつものじかんに うさたんがこないのです。
そろそろかな とおもったくまたんは うさたんのおうちにいってみました。
うさたんのおうちは くまたんががけをくりぬいてつくった ほらあななのです。いりぐちには うさたんさいずの あながあいてます。
「おうい うさたーん。いるかーい?」
「おうい くまたーん。たすけておくれよう。」
「どうしたんだい? でておいでよう。」
「それがくまたん からだがおおきくなったせいか でられなくなったんだよう。」
「それはいけないね。じゃあいりぐちを こわすからね。さがっておいて。」
くまたんはおおきなうでで ほらあなのいりぐちをひろげました。
「けほけほ たすかったよくまたん。ありがとう。」
「いいんだよ。よごれちゃったね。おふろにはいるといいよ。わかしてあげるね。」
「うん ありがとう。」
うさたんは くまたんのおうちで おふろにはいりました。ぽかぽかしていいきもちです。
「くまたん ありがとう。さっぱりしたよ。」
「それはよかったね。そうだ おふろあがりにはこれがいいんだよ。これをけがわにぬってごらん?」
「これはなんだい?」
「はちみつだよ けがつやつやになるんだ ぼくもまいにちぬってるんだ。」
「へえ そうなんだね。うん ぬってみるね。」
「ぼくもてつだうよ。」
「くまたん ありがとう。」
こうして うさたんのからだには ハチミツがぬられました。
「うーん くまたん。ちょっとべとべとして きもちわるいかもね。」
「そうかなあ とってもおいしそうだよ。」
「ハチミツが? そうだね おいしそ
うさたんは くまたんに たべられてしまいました。くまたんは とってもまんぞくそうです。
「あーおいしかった。やっぱりうさたんのハチミツづけはぜっぴんだね。ようし つぎのうさたんはニンニクづけにしてみようかな。ほらあなも つくりなおさないといけないな。がんばろう。」
うさたんが ほらあなからでられない さいずになったら どうやらたべごろなんですね。びしょくかくまたんのがんばりは これからもつづきます。