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2 この世界の事情とヘル・スノウ

すみません、昨日は投稿できませんでした!

「えっとまず助けてくれてありがとう!おかげで助かったよ」

「そう。で、なんで私をここに転移させた?」

「ちょ、待って言うから。え〜と、まずこの世界は、三つの種族に分かれているんだ」


コスプレボクっ娘はこほんと咳払いをすると口を開いた。


「まず、僕たち魔物。そこらへんにいるのはモンスターって言って頭が良くない奴らなんだけど私たちみたいに頭がいいのは魔族っていうんだよ」


コスプレボクっ娘は一本指を立てる。


「次に人間。人間は一番数が多くって、ヤハウェっていう国にいるんだ。魔物は全部邪悪だと言っていて、奴隷にするか、滅ぼすべきだと言っているの。」

少女はもう一本指を立てた。

「最後に天使。空の上の天界に住んでいて、人間たちの信仰の対象。魔物は邪悪だって言ったのもあいつら。たいてい自我なんて持ってないロボットみたいな奴らなんだけど、上級天使は自我を持っていて、上級天使の上に神ペルソナがいる。この世界の実質トップ。ミルたちを襲った影もペルソナだよ」


コスプレボクっ娘は指をさらに一本立てた。


「なるほど。つまり、ペルソナがこの世界に君臨していて、人間と天使のせいで魔物は全滅寸前ってとこ?」

「うん、もう魔族はほとんど人間に捕まるか殺されるかなんだ。僕も人間に捕まっていて、仲間がこっそり逃がしてくれたんだ」

「へぇ、それでここまで逃げてきたってこと?つまりあんただけが助かったてことか」

「うん。だけど!この世界には七大魔王っていうのがいてね。魔族の中でトップの強さを誇る7人の王なんだ!それで、彼らに協力を頼めばみんな助かるはずなんだ。」


コスプレボクっ娘は興奮するように話す。


「ふ〜ん、それで、助けてくれそうなの?見た感じ、あんたの怪我って魔物にやられた傷だけど?」

「う…………。尋ねてみたんだけど、全部追い返されちゃって…………」


コスプレボクっ娘は話しているうちにゆっくりと声が小さくなっていった。


「なるほどね。それで殺されかけて逃げ出して落ち込んでたら私たちを発見して、私たちなら助けてくれるかもしれないって思って見てたんだけど、私たちがペルソナに殺されそうになって、慌ててここに転移させようと思ってたんだけど魔力が足りなくて一人分の転移しかできなくて、転移させたらさせたで魔力切れでぶっ倒れてたわけか」

「嘘!なんでわかるの!エスパー!?」


コスプレボクっ娘は驚き、目をまん丸に開いた。


「エスパーでもなんでもない、ただ話を聞いて推理しただけ。あとあんた魔力切れおこしてたし。」

「まぁそうゆうわけで、一緒に助けてくれると嬉しいな、て。あんた強いから多分門前返しはないと思うし」


ミルはため息をつくと、コスプレボクっ娘を睨みつけた。

「私になんの得があるの?」

「……………僕たちの忠誠を捧げる」


コスプレボクっ娘は苦渋の決断をするように顔をしかめて、小さな声で言った。


「僕たちってあんたの仲間のことか。なるほど、そしたら私はペルソナ退治に必要な力と人員が手に入るし、もしかしたら七大魔王がペルソナ退治を手伝ってくれるかもしれないね。それにあんたの能力も使えるようになるし」

「あはは、やっぱり部下の能力使えるんだ〜。まぁそうゆう事」

「白々しい、気づいてたくせに。まぁいいよ」

「本当!」


コスプレボクっ娘の目はキラキラと輝く。


「うん。あぁ、名前を言ってなかったね。私はミル、ミル・フルアーデン。あんた名前は」

「魔物は名前を持たない。名前をつけられたなら、その人に永遠の忠誠を誓うことになる。まぁ人間はそのこと知らないから良かったけどね。人間は魔物に名前つけないし」

「そっか、じゃあお前は今からヘル・スノウだ。それでいいか?」


それを聞くと少女は嬉しそうに顔を緩ませ、慌ててフードで隠した。


「はい。私、ヘル・スノウは、ミル・フルアーデンに永遠の忠誠を誓います」


言い終わったコスプレボクっ娘もといヘルの顔は、晴れ晴れとしていた。


「よし、じゃあ行くか」

「うん!」


ミルとヘルは、洞窟の向こうへと歩き始めた。


申し訳ありませんが8月11日まで小説を休ませていただきます

本当にすいません!

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