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15 スラムの情けと国の闇

めちゃくちゃ遅れて申し訳ございません!

今回結構短いです!

「ふむふむ、なるほど。けっこうわかったなありがとう」

「は、はい、そうなんですよはは…」


ミルの周りには屈強な男たちが何人もごろごろと転がっており、倒れている男の一人に腰掛けて没収した金を数えるミルを目の前の男は顔を引きつらせてみていた。

ミルはゆっくりとたちあがると、ふぅっ、とため息をついた。


「(思った以上にひでぇなこれは)」


男の話によると、このヤハウェは表町と路地裏に分かれている。

路地裏はいわゆる、スラムといった場所で、路地裏の住人は表町に出てきたら、どんな理由があろうとも処罰されてしまうそうだ。


「俺には娘がいるんだよ。ここらでは優しいって有名でさ。ある日表街のヤツが路地裏を通って物を落としたから拾ってあげようって渡したらさ、汚いから触れるなって撃たれたんだ。それから歩けなくなって、今もどんどん弱っていっている」


路地裏の人間には人権というものが存在せず、どんなことをされてもすべての罪が押し付けられてしまうそうだ。


「薬がいるんだが、薬屋に行って金渡したら足りない、ていわれてまた渡したら倍持ってこいってふざけてるよ」

「だから私のことを襲ったのか。金がほしいから」

「あぁ。そんなこぎれいな見た目してんのは表街の奴だろうからな。まさか外から来た奴だとは思わなかったから。仲間に頼んで一緒に襲ったんだ。」

「…そうか」


ミルは懐から小瓶と袋を取り出すと男に渡した。


「え?」

「やるよ。小瓶の中身は娘に飲ませろ」

「へ?てこれ霊王級の薬じゃねえか!てこっちは金貨がこんなに!?」

「っち、鑑定持ちかよ。知恵使えばよかったな」

「鑑定?知恵?外から来たことといい、その強さといいまさかおまえはまぞk……。いや、なんでもねぇよ。俺は何も会ってねぇ。他の奴らが倒れたのは二日酔い、てとこか。」

「……そうか」

「あぁ、なんもなかった。ついでにこれは独り言だけどよ。…ありがとな、魔族の嬢ちゃん」


そっぽを向いていた男が眼をやると、そこにはもう誰もいなかった。男は苦笑すると、倒れた仲間を起こしにかかった。


評価、ブクマよろしくお願いします!


パソコンまたぶっ壊れたので遅れますスイマセン!

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